日本大学アメリカンフットボール
部の
選手が、
試合中に
関西学院大学の
選手に
後ろからタックルする
重大な
反則行為をしてけがを
負わせた
問題で、
日大がまとめた
前監督らによる
反則行為の
指示を
否定する
内容の
調査結果に対し、
関西学院大は
26日、「
強い疑念が
ある」という
見解を
示しました。
反則行為の
指示はあったのか、
近く処分を
決める関東学生連盟が、どういう
判断をするかが
次の
焦点となります。
この問題で
日大は、
反則行為をした
選手本人から
直接聞き
取りをしないうえで、「
現状では
指導者の
指導と
選手の
認識の
かい離」が
原因だったと、
反則行為の
指示を
否定する
内容の
調査結果をまとめました。
これに対し、関西学院大学アメリカンフットボール部は26日に記者会見し、「指導者の発言内容には極めて不自然な点が多く、強い疑念を抱かざるをえない」として、関東学生連盟の規律委員会など、客観的な立場からの真相究明を期待したいという考えを示しました。
こうした中、26日に開かれた日本アメリカンフットボール協会の理事会では、関東学生連盟から規律委員会の調査がほぼ終わり、今月中に臨時の理事会を開いて、日大の内田正人前監督など関係者への処分を検討する方向だということが報告されました。
規律委員会は「反則行為を指示された」とする日大の選手だけでなく、「意図的に指示はしていない」とする内田前監督と井上奨前コーチなど双方から聞き取りをしています。
意見に食い違いがある中で、規律委員会がまとめた調査結果を基に、関東学生連盟が最終的に反則行為の指示をどう判断し、どのような処分をするかが次の焦点となります。