和歌山市に
ある県立高校のラグビー
部で、
顧問の
男性教諭が
酒を
飲んだうえで
部員の
生徒を
蹴るなどして
全治3週間のけがを
負わせていたことがわかりました。
県教育委員会はこの
教諭を
処分することにしています。
和歌山県教育委員会などによりますと、
今月15
日、
和歌山市内の
県立星林高校でラグビー
部の
校内合宿が
行われた
際、
顧問の30
代の
男性教諭が500ミリリットルの
缶ビール1本半を
飲んだうえで、
3年生の
生徒の
発言に
腹を
立て、
数メートル引きずってから
腹を
蹴ったり、
頭を
踏みつけたりしたということです。
この生徒は頭の打撲など全治3週間のけがをしましたが、その後は登校しているということです。
学校の調査に対し、この男性教諭は「どうしてこんなことをしてしまったのか、わからない。生徒や保護者に申し訳ない」と話しているということです。
校内での飲酒は禁止されていて、県教育委員会は関係者から話を聞いて当時のいきさつをさらに調べるとともに、この教諭を処分することにしています。
県立星林高校の岩崎博校長は「飲酒のうえで暴力行為をはたらいたことは断じて許されることではない。生徒や保護者に多大な不安を感じさせてしまい、本当に申し訳ない。生徒の心身のケアを進めるとともに、全力で再発防止に取り組みたい」と話しています。