先発の辰己凌晟投手はキレのあるストレートと変化球で、丸亀城西を9回無失点に抑えて完封し、日南学園が2対0で勝って2回戦に進みました。
丸亀城西は、先発の大前輝明投手が、9回を投げて2失点と好投しましたが、打線が奮いませんでした。
日南学園 金川監督「よく守ってくれた」
日南学園の金川豪一郎監督は「相手はバッティングがいいチームでしたが、辰己投手が1球1球、丁寧に低めに投げ、ほかの選手たちも気を抜かずによく守ってくれました」と振り返っていました。
また、先制のタイムリーヒットを打った中原一颯選手について「チャンスに初球から積極的に打ってくれたので、いい結果につながったと思います」と話していました。
日南学園 辰己投手「野手に助けられた」
日南学園の辰己凌晟投手は「まず一つ勝つという目標が達成できてとてもうれしいです。むだなフォアボールを出してしまいましたが、野手に助けられたので、感謝しています」と試合を振り返りました。
また、「次はフォアボールを出さないように投げて、一つ一つ勝ち上がって、全国制覇をしたい」と2回戦以降の戦いを見据えていました。
丸亀城西 河本監督「狙い球を絞りきれず」
丸亀城西高校の河本浩二監督は「大前投手と福田選手のバッテリーは、配球もよく、うまく抑えてくれました。ただ打線が相手ピッチャーの狙い球を絞りきれないまま、試合が進んでいってしまいました。お互いに少ないチャンスの中で相手は得点に結びつけ、自分たちは生かせませんでした。そこがいちばんの敗因だったと思います」と話していました。
丸亀城西 大前投手「勝ちたかった」
丸亀城西高校の大前輝明投手は「甲子園ですごく勝ちたかったです。自分たちは試合後半に点を取っていくチームなので、自分が粘ったら味方が点を取ってくれると思って投げていました」と振り返りました。
また、9回2失点だったみずからのピッチングについては「監督が信頼して先発を任せてくれたのに期待に応えられなかったのが悔しいです」と話していました。