「イージス・アショア」の
配備をめぐり、
防衛省は
候補地としていた
秋田市内に
ある自衛隊演習場について、
住宅地に
近すぎることや
地元の
反対が
根強いことも
踏まえ
配備を
事実上断念し、
新たな
候補地を
秋田県内を
中心に
検討する
方針を
固めました。
新型迎撃ミサイル
システム「イージス・アショア」の
配備をめぐり、
防衛省は
秋田市内に
ある陸上自衛隊新屋演習場を
候補地としましたが、ずさんな
調査を
受けて、
この演習場を
含む東北の20
か所の
国有地で
再調査を
行っていて、
候補地の
検討を
進めています。
ただ、新屋演習場をめぐっては、ことし1月に秋田県の佐竹知事が河野防衛大臣に対し「地元の理解を得るのは難しい」と伝えるなど地元が配備に反対しています。
こうした中、防衛省は候補地の検討にあたって住宅地からの距離を重視した結果、新屋演習場は住宅地に近すぎると判断し、地元の反対が根強いことも踏まえ配備を事実上断念しました。
ただ、防衛省は全国2か所に配備する「イージス・アショア」で日本全域をカバーするためには秋田県内への配備が望ましいとしていて、再調査の対象を増やすことも含めて、引き続き秋田県内を中心に新たな候補地を検討することにしています。