アメリカのホワイトハウスは
太平洋島しょ国の
首脳を
招いた、
初めての
会議を
今月下旬に
首都ワシントンで
開催すると
発表しました。
アメリカとしては
首脳会議を通じて、
太平洋地域への
関与を
深め、
地域で
影響力を
強める中国に
対抗するねらいが
あると
見られます。
これはアメリカ・ホワイトハウスのジャンピエール報道官が2日、声明で発表したもので、バイデン大統領が太平洋島しょ国の首脳を首都ワシントンに招いて今月28日と29日の2日間にわたって初めての会議を開催するとしています。
首脳会議について、声明では「共通の歴史や価値観、人々とのつながりに裏打ちされた太平洋島しょ国とアメリカの深く永続的なパートナーシップを示すものだ」としたうえで自由で開かれたインド太平洋の推進や気候変動、海洋の安全保障などについて議論するとしています。
ただ、具体的な参加国については現時点で明らかにされていません。
太平洋島しょ国をめぐっては、バイデン政権が「最大の競合国」と位置づける中国がソロモン諸島との間でことし4月に安全保障に関する協定を締結するなど、地域で影響力を強めています。
このため、アメリカとしては初めての首脳会議を通じて、太平洋地域への関与を深め、中国に対抗するねらいがあると見られます。