アメリカとイランとの
対立が
続く中、
安倍総理大臣が
今月12
日からイランを
訪問するのを
前に、イランのザリーフ
外相が
NHKなどの
インタビューに
応じ、アメリカの
経済制裁が
市民に
与える影響に
理解を
求めるとともに、
緊張緩和に
向けて
日本が
果たす役割に
期待を
示しました。
アメリカとイランとの
間で
続く緊張の
緩和に
向けて
安倍総理大臣が
今週、イランを
訪問するのを
前に、イランのザリーフ
外相が
9日、
首都テヘランで
NHKなどの
インタビューに
応じました。
この中で、ザリーフ外相は「トランプ政権は『経済戦争』を仕掛けており、イラン国民を圧迫している。安倍総理大臣にはその詳細を伝えることになる」と述べて、原油の全面禁輸措置など、アメリカが強化している経済制裁による影響について日本側に理解を求めていく考えを示しました。
そのうえで「アメリカに今の政策をやめさせることができるかもしれない」と述べ、安倍総理大臣によるアメリカへの働きかけに期待を示しました。
また、ザリーフ外相は「アメリカの言動は一致していないことを国際社会に訴えていかなければならない」と述べ、アメリカが対話に言及しながらも制裁を強化していることを非難しました。
安倍総理大臣は、今月12日から3日間の日程でイランを訪問する方針で、事態の打開につなげていけるのか注目されます。