Actualités japonaises: トランプ氏 “相互関税の一時停止期限さらなる延長認めない”

トランプ氏し “相互そうご関税かんぜいの一時いちじ停止ていし期限きげんさらなる延長えんちょう認みとめない”

N2 Jul 9, 2025 05:07 583

Furigana Traduction

アメリカのトランプ大統領だいとうりょうは、SNSで、来月らいげつ1日にちに延長えんちょうした相互そうご関税かんぜいの一時いちじ停止ていしの期限きげんについて、さらなる延長えんちょうは認みとめない考かんがえを示しめしました。

7日にち、トランプ大統領だいとうりょうは9日にちに迫せまっていた相互そうご関税かんぜいの一時いちじ停止ていしの期限きげんを来月らいげつ1日にちに延長えんちょうする大統領だいとうりょう令れいに署名しょめいするとともに、日本にっぽんを含ふくむあわせて14か国かこくに対にたいして新あらたな関税かんぜい率りつを通知つうちする書簡しょかんを公表こうひょうしました。

日本にっぽんからの輸入ゆにゅう品ひんに対にたいしては来月らいげつ1日にちから25％の関税かんぜいを課かすとしています。

これについて、トランプ大統領だいとうりょうは8日にち、自身じしんのSNSへの投稿とうこうで、今後こんごも各国かっこくへの書簡しょかんの送付そうふが続つづくとした上うえで、関税かんぜいの徴収ちょうしゅうはいずれも来月らいげつ1日にちに始はじまると強調きょうちょうしました。

その上うえで「この日付ひづけに変更へんこうはない。

延長えんちょうは一切いっさい認みとめられない」として、相互そうご関税かんぜいの一時いちじ停止ていしの期限きげんのさらなる延長えんちょうは認みとめない考かんがえを示しめしました。

トランプ大統領だいとうりょうは7日にちに記者きしゃ団だんから「来月らいげつ1日にちの期限きげんは確定かくていしているのか」と問とわれたのに対にたいし「確定かくていしていると言いえるが、100％ではない」と述のべて、期限きげんを再ふたたび見直みなおす可能かのう性せいを示唆しさしたと受け取うけとれる発言はつげんをしていました。

トランプ大統領だいとうりょうとしては、期限きげんは延長えんちょうしないと強調きょうちょうすることで、交渉こうしょうを続つづける各国かっこくに対にたいし新あらたな提案ていあんを早期そうきに示しめすよう迫せまるねらいがあるとみられます。

米べい財務ざいむ長官ちょうかん万博ばんぱく参加さんかのため来週らいしゅう訪日ほうにち

アメリカの財務省ざいむしょうは8日にち、ベッセント長官ちょうかんがアメリカ代表だいひょう団だんの一員いちいんとして大阪おおさか・関西かんさい万博ばんぱくに参加さんかするため、来週らいしゅう、日本にっぽんを訪おとずれると明あきらかにしました。

関西かんさい万博ばんぱくでは、参加さんかする国くにや地域ちいきに1日にちずつ「ナショナルデー」が割り当わりあてられていて、ベッセント長官ちょうかんは今月こんげつ19日にちのアメリカの「ナショナルデー」に合あわせて訪おとずれるということです。

ベッセント長官ちょうかんは、トランプ政権せいけんの関税かんぜい措置そちをめぐる日本にっぽんとの交渉こうしょうを主導しゅどうしています。

アメリカメディアのブルームバーグは、貿易ぼうえきをめぐる公式こうしきの協議きょうぎは予定よていされていないと伝つたえていますが、来月らいげつ1日にちの期限きげんが迫せまる中なかでの訪日ほうにちとなるだけに日にち米べいの閣僚かくりょう交渉こうしょうが行おこなわれるか注目ちゅうもくされます。

政府せいふ意思いし疎通そつう重かさね合意ごういへ打開だかい策さく見みいだしたい考かんがえ

石破いしば総理そうり大臣だいじんは8日にちの政府せいふの対策たいさく本部ほんぶの会合かいごうで「日にち米べい双方そうほうが折り合おりあえない点てんが残のこっており、残念ざんねんながら合意ごういに至いたっていない。

これは安易あんいな妥協だきょうを避さけ、求もとめるべきものは求もとめ、守まもるべきものは守まもるべく、厳きびしい協議きょうぎを続つづけてきたからだ」と述のべました。

そのうえで「アメリカ政府せいふが追加ついか関税かんぜいに加くわえ関税かんぜい率りつの引き上ひきあげを発表はっぴょうしたことは誠まことに遺憾いかんだ」と述のべ、国益こくえきを守まもりながら双方そうほうの利益りえきとなる合意ごういの実現じつげんに向むけて交渉こうしょうを続つづけるよう閣僚かくりょうに指示しじしました。

これを受うけて赤あか澤さわ経済けいざい再生さいせい担当たんとう大臣だいじんはラトニック商務しょうむ長官ちょうかん、ベッセント財務ざいむ長官ちょうかんと相次あいついで電話でんわで会談かいだんし、精力せいりょく的てきに協議きょうぎを続つづけていくことで一致いっちしました。

政府せいふ内ないからは「高たかい関税かんぜい率りつが示しめされず安堵あんどしている」といった受け止うけとめの一方いっぽう、「トランプ大統領だいとうりょうの出方でかたが読よめず厳きびしい交渉こうしょうが続つづく」という見方みかたが出でています。

政府せいふはトランプ大統領だいとうりょうが今後こんごの交渉こうしょう次第しだいで書簡しょかんの内容ないようを見直みなおす可能かのう性せいを示唆しさしていることから、歩み寄あゆみよりの余地よちはあるとしてあらゆるレベルで意思いし疎通そつうを重かさね合意ごういに向むけた打開だかい策さくを見みいだしたい考かんがえです。