猛威を振るうハリケーン「ドリアン」は1日、勢力が5段階中最も強い「カテゴリー5」となってバハマ北部に上陸しました。風速82メートルと同国北部での統計開始以降最も強い風を伴ったドリアンにより、海抜の低い島からなるバハマは「壊滅状態」に陥っています。
米フロリダ州マイアミに拠点を置く国立ハリケーンセンターによると、「カテゴリー5」のドリアンは、グリニッジ標準時1日午後4時45分(日本時間2日午前1時45分)にアバコ島のエルボーケイに上陸しました。NHCの発表によれば風速は98メートルを超えたということです。
アバコ島の住民の多くは政府の避難警報に応じずハリケーンの通過を待つ選択をしたと報じられています。同島の住民の一人はAFPに対し、ドリアンの接近で停電が起きたと語りました。