人工知能=AIを
活用して、「
歯周病」や「
口くうがん」を
早期に
発見できるスマートフォンのアプリを
実用化しようと、
産学の
共同研究が
始まることになりました。
これは
東北大学と
NTTドコモが
発表したもので、ことし
4月から
共同研究を
始めるとしています。
21日は実用化をイメージしたアプリが公開され、スマホのカメラで口の中を撮影すると歯周病の症状が出ているかどうか、判定します。
判定を行うのは、歯周病の人の口の中を学習した人工知能=AIで、歯ぐきの色や腫れがあるかどうかなどを瞬時に見極めることを目指します。
また、同じくAIを活用して舌の写真から、「口くうがん」の症状があるかどうか調べことができるアプリも開発するということです。
正式な診断はあくまで医師が担いますが、病気の予防や早期発見につなげたいとして、2022年度の実用化を目指しています。
東北大学大学院歯学研究科の佐々木啓一研究科長は「どの時点で歯医者に行けばよいか、検診すればよいか、わからない人が多いのでそこを助けられればよいと思う」と話しています。
また、NTTドコモ先進技術研究所の滝田亘所長は「AIの技術は応用性が広いので社会に役立つサービスをつくっていく」と話しています。