平成元年の
優勝校で、
平成最後のセンバツでも
優勝を
目指す愛知の
東邦高校。
選手を
大きく
後押しするのが
応援団…の
はずが、ことしはマーチングバンド
部が
アメリカ遠征のため
甲子園に
来られません。
そこで友情応援に
乗り出したのが
交流の
ある大阪桐蔭高校吹奏楽部です。
伝統の「踊る応援」5時間でマスター
センバツ開幕直前の3月17日、大阪桐蔭高校は東邦高校マーチングバンド部のメンバーを招いて合同練習を行いました。
センバツの友情応援に向けて、東邦の応援スタイルをマスターするためです。
東邦はマーチングの技術を生かした「踊る応援」が伝統です。
激しく動きながら演奏する東邦のスタイルに大阪桐蔭の生徒たちは最初は戸惑い気味でしたが、全国コンクール常連というだけあって5時間ほどの練習でしっかり覚えました。
合同練習に立ち会った東邦の野球部で応援団長を務める山田斐祐将さんは「最強の味方がついたので、勝つ気しかしない」と興奮した様子でした。
大阪桐蔭の曲も演奏
26日の東邦の1回戦、徳島の富岡西高校戦には、大阪桐蔭の吹奏楽部総勢120人が東邦の帽子をかぶって「踊る応援」を披露。
東邦の応援曲「戦闘開始」など約20曲を演奏しました。
6回には「TOINマーチ」を「TOHO」バージョンで演奏すると、スタンドの盛り上がりは最高潮に。
さらに去年の甲子園で藤原恭大選手の打席で演奏された大阪桐蔭オリジナル曲の「You are slugger」や根尾昂選手の応援歌なども演奏されました。
大阪桐蔭高校の吹奏楽部部長の井上里菜さんは「私たちの応援が少しでも力になっていたらうれしい」と笑顔で話していました。
東邦は30日の2回戦も勝って14年ぶりにベスト8進出を果たしました。
東邦のマーチングバンド部は3月末に帰国して準決勝からはアルプススタンドで応援できるということです。