Actualités japonaises: 尾身会長「ワクチン・検査パッケージ走らせて見直しを」

尾身おみ会長かいちょう「ワクチン・検査けんさパッケージ走はしらせて見直みなおしを」

Nov 16, 2021 15:11

Furigana

新型しんがたコロナウイルス対策たいさくにあたる政府せいふの分科ぶんか会かいが開ひらかれ、ワクチン接種せっしゅや検査けんさによる陰性いんせいの証明しょうめいによって行動こうどう制限せいげんを緩和かんわする「ワクチン・検査けんさパッケージ」制度せいどの要綱ようこう案あんが示しめされ了承りょうしょうされました。

分科ぶんか会かいの尾身おみ茂しげる会長かいちょうは記者きしゃ会見かいけんで「ワクチン・検査けんさパッケージ」制度せいどの要綱ようこう案あんについて、分科ぶんか会かいで了承りょうしょうしたと述のべました。

その上うえで、感染かんせんが拡大かくだいした状態じょうたいでの運用うんようについて「感染かんせんが拡大かくだいして一般いっぱん医療いりょうを相当そうとう程度ていど制限せいげんしなければ、コロナ対応たいおうができない『レベル3』になった場合ばあい、これまでよりも強つよい行動こうどう制限せいげんが課かされることが考かんがえられ、状況じょうきょうに応おうじて『ワクチン・検査けんさパッケージ』の運用うんようの継続けいぞくも停止ていしもあり得える。感染かんせんや医療いりょうの状況じょうきょう、適用てきようされる場面ばめんのリスクなどを判断はんだんする。何なにがあっても継続けいぞくする、停止ていしするという考え方かんがえかたではない」と述のべました。

これに加くわえて、尾身おみ会長かいちょうは「『レベル3』といっても、実態じったいとしてはレベルが上あがったばかりの初期しょきのタイミングと、放はなっておけば一般いっぱん医療いりょうを大おおきく制限せいげんしても新型しんがたコロナの医療いりょうに対応たいおうできない『レベル4』という最悪さいあくの事態じたいが近ちかづいている状況じょうきょうと大おおきく2つに分わけることができる。最悪さいあくの事態じたいに近ちかづいているときには、強つよい対策たいさくが打うたれ、『ワクチン・検査けんさパッケージ』制度せいどの対象たいしょうになるイベントなどが制限せいげんされ、制度せいどを適用てきようする、しないという判断はんだんにもならない可能かのう性せいもある」と指摘してきしました。

さらに、尾身おみ会長かいちょうは「制度せいどを走はしらせながら、効果こうかと限界げんかいを継続けいぞく的てきに評価ひょうかして適宜てきぎ見直みなおしていくという態度たいどが非常ひじょうに重要じゅうようだ。政府せいふは今いまのところ、ワクチン接種せっしゅ証明しょうめいの有効ゆうこう期限きげんについて決きめていないが、接種せっしゅから数すうか月かげつで感染かんせんを防ふせぐ効果こうかが落おちることは間違まちがいない。いますぐ結論けつろんを急いそぐ必要ひつようはないが、なるべく早はやく議論ぎろんしたほうがよいというのが専門せんもん家かの一致いっちした見解けんかいだ」と述のべました。