일본어 뉴스: 鹿児島与論島人口5000人の島でクラスター緊迫続くコロナ

鹿児島かごしま与論島よろんとう人口じんこう5000人にんの島しまでクラスター緊迫きんぱく続つづくコロナ

Jul 24, 2020 20:07

Furigana

鹿児島かごしま県けん最南端さいなんたんの離島りとう与論島よろんとうでは新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが相次あいついで確認かくにんされています。与論よろん町長ちょうちょうが緊急きんきゅうのメッセージを発はっして、島しま外がいからの来訪らいほうの自粛じしゅくを強つよく呼よびかけているほか、鹿児島かごしま県知事けんちじも自衛隊じえいたいに災害さいがい派遣はけん要請ようせいを行おこなって感染かんせん者しゃの移送いそうを続つづけるなど、限かぎられた医療いりょう体制たいせいの中なかで緊迫きんぱくした対応たいおうが続つづいています。

与論島よろんとうは隆起りゅうき珊瑚礁さんごしょうでできた周囲しゅうい23キロほどの島しまで、人口じんこうは5000人にん余あまりですが、年間ねんかん6万まん人にんから7万まん人にんが旅行りょこう客きゃくとして訪おとずれています。

与論よろん町まちでは24日にちまでの3日間にちかんに23人にんの感染かんせんが確認かくにんされました。

感染かんせんした人ひとのうち島とうで唯一ゆいいつの総合そうごう病院びょういんである「与論よろん徳とく洲しゅう会かい病院びょういん」に看護かんご師しとして勤務きんむしている20代だい女性じょせいの感染かんせんも明あきらかになっていて、鹿児島かごしま県けんの調査ちょうさでは、この女性じょせいが会食かいしょくをした複数ふくすうの知人ちじんや勤務きんむ先さきの病棟びょうとうの患者かんじゃに感染かんせんが広ひろがっています。

県けんはクラスターが発生はっせいしたとして詳くわしく調しらべています。

鹿児島かごしま県けんの三さん反たん園えん知事ちじは24日にち、厚生こうせい労働ろうどう省しょうに対にたいし、クラスター対策たいさく班はんの派遣はけんを要請ようせいしたことを明あきらかにしました。

与論よろん徳とく洲しゅう会かい病院びょういんは、病院びょういん内ないの消毒しょうどくなど必要ひつような措置そちを取とったうえで患者かんじゃのケアや診療しんりょうを続つづけていますが、当分とうぶんの間ま、急患きゅうかん以外いがいの外来がいらい診療しんりょうを休止きゅうしし、感染かんせんの疑うたがいのある患者かんじゃの診療しんりょうをドライブスルー方式ほうしきに切り替きりかえて対応たいおうするなどしています。

また、この病院びょういんは感染かんせん症しょう指定してい医療いりょう機関きかんにはなっておらず、感染かんせんした患者かんじゃに対応たいおうできるのは4床しょうだけだということです。

与論島よろんとうの感染かんせんした23人にんのうち、これまでに17人にんが海上かいじょう保安庁ほあんちょうや自衛隊じえいたいの航空こうくう機きを使つかって県けん本土ほんどや奄美あまみ大島おおしまの医療いりょう機関きかんへ移送いそうされました。

与論よろん町まちの山元やまもと宗たかし町長ちょうちょうは町まちのホームページなどで緊急きんきゅうのメッセージを出だしました。

山やま町長ちょうちょうは、医療いりょう体制たいせいがぜい弱ぜいじゃくな地域ちいきだとして、島しま外がいの人ひとに対にたいし当面とうめん訪問ほうもんを自粛じしゅくするよう強つよく呼よびかけています。

町民ちょうみんに対にたいしても、医療いりょう機関きかんへの受診じゅしん、職場しょくばへの出勤しゅっきん、買い物かいものなど必要ひつよう最小さいしょう限げんの活動かつどうを除のぞいて外出がいしゅつを自粛じしゅくするよう要請ようせいしています。

山やま町長ちょうちょうはＮＨＫえぬえいちけいの取材しゅざいに対にたいし「高齢こうれい者しゃが多おおい人口じんこう5000人にんほどの島しまでこれだけの感染かんせん者しゃが出でたことは、割合わりあいからみて非常ひじょうに恐おそろしく危機きき感かんを持もっている。観光かんこうの島しまとして来きていただいた方ほうを温あたたかく迎え入むかえいれることをずっと大切たいせつにしてきたが、今いまだけは島民とうみんと来島らいとう者しゃの命いのちを守まもるために我慢がまんしてほしい。感染かんせん拡大かくだいの防止ぼうしに向むけて関係かんけい機関きかんと連携れんけいしながら全力ぜんりょくを尽つくしていきたい」と話はなしていました。