Actualités japonaises: 目黒 5歳女児虐待死母親に2審も懲役8年の判決東京高裁

目黒めぐろ 5歳さい女児じょじ虐待ぎゃくたい死し母親ははおやに2審しんも懲役ちょうえき8年ねんの判決はんけつ東京とうきょう高裁こうさい

Sep 8, 2020 16:09

Furigana

東京とうきょう目黒めぐろ区くで5歳さいの娘むすめに十分じゅうぶんな食事しょくじを与あたえず死亡しぼうさせたとして保護ほご責任せきにん者しゃ遺棄いき致死ちしの罪つみに問とわれた母親ははおやに対にたいし、2審しんの東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょは「娘むすめの生存せいぞんに必要ひつような措置そちを講こうじず、関与かんよが低ひくかったとはいえない」として、1審しんに続つづいて懲役ちょうえき8年ねんの判決はんけつを言い渡いいわたしました。東京とうきょう目黒めぐろ区くの無職むしょく、船戸ふなと優里ゆり被告ひこく（28）は、おととし3月つき、元夫もとおとともに当時とうじ5歳さいだった娘むすめの結ゆい愛あいちゃんに十分じゅうぶんな食事しょくじを与あたえず、病院びょういんにも連つれて行いかずに死亡しぼうさせたとして、保護ほご責任せきにん者しゃ遺棄いき致死ちしの罪つみに問とわれました。

1審しんの東京とうきょう地方ちほう裁判所さいばんしょは去年きょねん、「両親りょうしんによる食事しょくじ制限せいげんはひどく、強つよく非難ひなんされるべきだ」などとして、懲役ちょうえき8年ねんを言い渡いいわたし、被告ひこくの弁護士べんごしが刑けいが重おもすぎると主張しゅちょうして控訴こうそしていました。

8日にちの2審しんの判決はんけつで東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょの若園わかぞの敦雄あつお裁判さいばん長ちょうは「結ゆい愛あいちゃんの食事しょくじ制限せいげんについて元夫もとおの指示しじにしたがっていたが、元夫もとおがいないときにはごはんやパンを与あたえるなど、心理しんり的てきＤＶの影響えいきょうは強固きょうこなものではなかった。娘むすめの生存せいぞんに必要ひつような措置そちを講こうじず、関与かんよが低ひくかったとはいえない」と指摘してきし、弁護士べんごしの控訴こうそを退しりぞけ、1審しんに続つづいて懲役ちょうえき8年ねんを言い渡いいわたしました。