米べい中間ちゅうかん選挙せんきょ 選挙せんきょ前ぜん最後さいごの日曜日にちようび バイデン トランプ両氏りょうしが訴うったえ

このうち民主党みんしゅとうのティム・ライアン氏しは州都しゅうとコロンバスで演説えんぜつし、ことし6月つきに保守ほしゅ派はが多数たすう派はを占しめる連邦れんぽう最高さいこう裁判所さいばんしょが人工じんこう妊娠にんしん中絶ちゅうぜつは憲法けんぽうで認みとめられた権利けんりだとした判断はんだんを覆くつがえしたことについて、「行き過いきすぎた行為こういだ。この国くにの女性じょせいの自由じゆうと解放かいほうを完全かんぜんに奪うばった」と批判ひはんし、女性じょせいの権利けんりの保護ほごに取り組とりくんでいくと訴うったえました。

支持しじ者しゃの女性じょせいの1人にんは「ライアン氏しには女性じょせいの権利けんりや労働ろうどう者しゃのための闘たたかいを続つづけてほしい」と話はなしていました。

一方いっぽう、共和党きょうわとうのJ・D・バンス氏しは南西なんせい部ぶのバタヴィアで演説えんぜつし、「卵たまごをはじめ、あらゆる物ものの値段ねだんが高騰こうとうしている。ひどい政策せいさくの結果けっかだ」などと述のべ、バイデン政権せいけんの失策しっさくが記録きろく的てきなインフレを招まねいたと批判ひはんしました。

支持しじ者しゃの男性だんせいの1人にんは「ガソリンなどエネルギーの価格かかくは高こう止とまりしています。バンス氏しには価格かかくの抑制よくせいに取り組とりくんでほしい」と話はなしていました。

政治せいじ情報じょうほうサイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、両りょう候補こうほの支持しじ率りつは先月せんげつ中旬ちゅうじゅんは1ポイント前後ぜんごの差さで競り合せりあっていましたが、その後そのご、バンス氏しが徐々じょじょにリードを広ひろげています。

このうち民主党みんしゅとうの現職げんしょく、ラファエル・ワーノック氏しは3日にち、アトランタ郊外こうがいで集会しゅうかいを開ひらき、争点そうてんの1つになっている人工じんこう妊娠にんしん中絶ちゅうぜつの権利けんりの擁護ようごを訴うったえました。

そして、「相手方あいてがたの候補こうほは経歴けいれきを偽いつわり、女性じょせいに中絶ちゅうぜつを強しいたという話はなしがある。自分じぶんの人生じんせいについて真実しんじつを語かたる事ことができない人ひとにわれわれの人生じんせいを預あづけられるわけがない」と述のべ、共和党きょうわとうのハーシェル・ウォーカー候補こうほを批判ひはんしました。

集会しゅうかいに参加さんかした支持しじ者しゃの女性じょせいは「私わたしはすべての女性じょせいに中絶ちゅうぜつを選択せんたくする権利けんりがあるべきだと思おもっています。彼かれこそがジョージア州しゅうにふさわしい上院じょういん議員ぎいんです」と話はなしていました。

一方いっぽう、共和党きょうわとうの新人しんじんウォーカー候補こうほは元もとアメリカンフットボール選手せんしゅで、6日にち、アトランタ郊外こうがいで集会しゅうかいを開ひらきました。

ウォーカー氏しは演説えんぜつで「ワーノック氏しが支持しじしたバイデン大統領だいとうりょうのせいでこの2年ねんで物価ぶっかは高騰こうとうし犯罪はんざい率りつは上あがった」などと述のべ民主みんしゅ党とうの政策せいさくを批判ひはんしました。

集会しゅうかいを訪おとずれた支持しじ者しゃの女性じょせいは「インフレは民主党みんしゅとうの政策せいさくが招まねいたことで、ウォーカー氏しなら改善かいぜんしてくれると信しんじています。またどの命いのちも大切たいせつにされるべきだと思おもうので中絶ちゅうぜつの権利けんりには賛成さんせいできません」と話はなしていました。

政治せいじ情報じょうほうサイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、各種かくしゅ世論せろん調査ちょうさの両りょう候補こうほの支持しじ率りつの平均へいきんは、今月こんげつ2日にちまででウォーカー氏しが47.2％、ワーノック氏しが46.8％とわずか0.4ポイント差さできっ抗きっこうしています。

ニューヨーク市しの選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいによりますと、6日にち朝あさ、期日きじつ前ぜん投票とうひょうの会場かいじょうになっている市内しないの学校がっこうに爆弾ばくだんを仕掛しかけたという脅迫きょうはくがあったと警察けいさつから連絡れんらくを受うけたということです。

連絡れんらくを受うけて投票とうひょう所しょの中なかにいた職員しょくいんや投票とうひょう者しゃは一時いちじ、避難ひなんしました。

警察けいさつが学校がっこうの内部ないぶを確認かくにんし、安全あんぜんが確認かくにんされたため、投票とうひょうは昼ひるすぎに再開さいかいされました。

警察けいさつは「脅迫きょうはくは学校がっこうに対にたいしてのもので投票とうひょう所しょに対にたいするものではない」としていますが、ロイター通信ろいた-つうしんなどが先月せんげつ26日にちに発表はっぴょうした世論せろん調査ちょうさでは、43％の人ひとが「投票とうひょう所しょでの暴力ぼうりょくや威圧いあつを心配しんぱいしている」と答こたえるなど投票とうひょうの安全あんぜんへの懸念けねんが高たかまっています。