28
日の
大雨により、
新潟県魚沼市で1100
人に
避難勧告が
出されましたが、
実際に
避難した
人は
1人もいなかったことがわかり、
市は
避難の
呼びかけ
方法について、
改善を
検討することにしています。
停滞する
前線と
低気圧の
影響で、
新潟県内では28
日、
広い範囲で
大雨となり、
上越市と
魚沼市には
土砂災害警戒情報が
出て、
2つの
市で
およそ2
万4700
世帯、6
万2900
人余りに、
自治体が
速やかに
避難するよう
呼びかける
避難勧告が
出されました。
このうち、1100人を対象に避難勧告が出された魚沼市では、市が設けた避難所に実際に避難した人は1人もいなかったことがわかりました。
また、6万1813人を対象に避難勧告が出された上越市で、実際に避難した人は584人で、その割合は0.94%にとどまりました。
西日本を中心とした豪雨では、広島市で最大で46万人余りに避難指示や避難勧告などが出されましたが、実際に避難所に避難した人は2.03%にとどまり、避難をどう行うか問題となりました。
28日の大雨で魚沼市や上越市では人的な被害はなかったものの、避難の在り方に課題を残し、2つの市は避難の呼びかけ方法を分析して改善を検討することにしています。