일본어 뉴스: 血液の難病ｉＰＳ細胞で症状改善目指す臨床研究を国が了承

血液けつえきの難病なんびょうｉＰＳ細胞さいぼうで症状しょうじょう改善かいぜん目指めざす臨床りんしょう研究けんきゅうを国くにが了承りょうしょう

Sep 21, 2018 16:09

Furigana

ｉＰＳ細胞さいぼうから血液けつえきの成分せいぶんである血小板けっしょうばんを作つくり、血液けつえきの難病なんびょうの患者かんじゃに投与とうよして症状しょうじょうを改善かいぜんさせる京都大きょうとだい学がくの臨床りんしょう研究けんきゅうについて、国くにの部会ぶかいは21日にち、計画けいかくを了承りょうしょうしました。対象たいしょうとなる患者かんじゃ１いち人にんはすでに決きまっていて、グループは準備じゅんびができしだい投与とうよして安全あんぜん性せいと効果こうかを確認かくにんすることにしています。厚生こうせい労働ろうどう省しょうの部会ぶかいで21日にち了承りょうしょうされたのは、京都大きょうとだい学がく病院びょういんの高折たかおり晃あきら史し教授きょうじゅと京都きょうと大学だいがくｉＰＳ細胞さいぼう研究所けんきゅうじょの江藤えとう浩之ひろゆき教授きょうじゅのグループが計画けいかくしている臨床りんしょう研究けんきゅうです。

この臨床りんしょう研究けんきゅうは、ｉＰＳ細胞さいぼうから血液けつえきの成分せいぶんである血小板けっしょうばんを作つくり「再生さいせい不良ふりょう性せい貧血ひんけつ」と呼よばれる難病なんびょうの患者かんじゃに投与とうよして、体内たいないで出血しゅっけつしやすくなる症状しょうじょうを改善かいぜんすることを目指めざします。

対象たいしょうとなる患者かんじゃはすでに決きまっている１いち人にんで、拒絶きょぜつ反応はんのうを起おこしやすく、他人たにんの血液けつえきを輸血ゆけつできないことから、患者かんじゃ自身じしんのｉＰＳ細胞さいぼうから作つくった血小板けっしょうばんを投与とうよします。

21日にちの部会ぶかいでは、対象たいしょうとなる患者かんじゃへの同意どうい文書ぶんしょに臨床りんしょう研究けんきゅうの趣旨しゅしなどがきちんと書き込かきこまれていることや、リスクを少すくなくするための取り組とりくみなどが確認かくにんされたうえで、計画けいかくは了承りょうしょうされました。

臨床りんしょう研究けんきゅうを行おこなうための手続てつづきは実質じっしつ的てきにこれで終おわり、グループでは、準備じゅんびができしだい投与とうよを行おこなって安全あんぜん性せいと効果こうかを確認かくにんすることにしています。

江藤えとう教授きょうじゅのグループでは、ｉＰＳ細胞さいぼうを使つかって一般いっぱん的てきな輸血ゆけつに利用りようできる血小板けっしょうばんの開発かいはつも進すすめていて、今回こんかいの臨床りんしょう研究けんきゅうが進すすむと将来しょうらい的てきに不足ふそくする懸念けねんがある輸血ゆけつ用ようの血小板けっしょうばんを人工じんこう的てきに作り出つくりだすことにつながると注目ちゅうもくされています。