Actualités japonaises: 憲法改正自民「今国会で議論を」立民「議論の環境にない」

憲法けんぽう改正かいせい自民じみん「今こん国会こっかいで議論ぎろんを」立りつ民みん「議論ぎろんの環境かんきょうにない」

Oct 28, 2018 12:10

Furigana

憲法けんぽう改正かいせいをめぐってＮＨＫえぬえいちけいの「日曜にちよう討論とうろん」で、自民党じみんとうは今いまの国会こっかいで党とうの改正かいせい案あんを提示ていじし議論ぎろんを進すすめたいと強調きょうちょうしたのに対にたいし、立憲りっけん民主みんしゅ党とうは国民こくみんの機運きうんは落おちており議論ぎろんする環境かんきょうにはないという考かんがえを示しめしました。自民党じみんとうの萩生田はぎうだ幹事かんじ長ちょう代行だいこうは「自民党じみんとうは去年きょねんの衆議院しゅうぎいん選挙せんきょで４よん項目こうもくの改正かいせいについて国民こくみんに示しめして戦たたかい、支持しじを頂いただいた。次つぎは、党とうの改正かいせい案あんを国会こっかいの憲法けんぽう審査しんさ会かいで各党かくとうの議論ぎろんに供きょうしてもらい、作業さぎょうを前まえに進すすめていきたい。憲法けんぽう改正かいせいは安倍あべ総理そうり大臣だいじんが行おこなうものではなく、国会こっかい議員ぎいんがすべて責任せきにんと権限けんげんを持もっている。安倍あべ総理そうり大臣だいじんが黙だまることで憲法けんぽう審査しんさ会かいが動うごくなら、そういうことも考かんがえていきたい」と述のべました。

公明党こうめいとうの斉藤さいとう幹事かんじ長ちょうは「憲法けんぽう審査しんさ会かいで議論ぎろんを深ふかめることに尽つきる。最終さいしゅう的てきに国民こくみん投票とうひょうで否決ひけつされることはあってはならない。発議ほつぎする権限けんげんを持もつ国会こっかいで与野党よやとうの幅広はばひろい合意ごういがあって初はじめて国民こくみん投票とうひょうで成功せいこうするが、まだ、幅広はばひろい合意ごういが形成けいせいされている状況じょうきょうではない」と述のべました。

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの福山ふくやま幹事かんじ長ちょうは「安倍あべ総理そうり大臣だいじんの理想りそうを入いれるために憲法けんぽうがあるわけではない。全まったくもって勘違かんちがいが甚はなはだしく、もう少もうすこし憲法けんぽうや国家こっか権力けんりょくに対にたいし謙虚けんきょになってほしい。安倍あべ政権せいけんになって憲法けんぽう改正かいせいの国民こくみんの機運きうんはどんどん落おちており、今いま、憲法けんぽう改正かいせいを議論ぎろんするような環境かんきょうではない」と述のべました。

国民こくみん民主みんしゅ党とうの平野ひらの幹事かんじ長ちょうは「憲法けんぽうの順守じゅんしゅ義務ぎむを負おっている安倍あべ総理そうり大臣だいじんが再三さいさんにわたって前まえに出でて旗はたを振ふるのは筋違すじちがいも甚はなはだしい。国民こくみんが本当ほんとうに今いま、憲法けんぽう改正かいせいを望のぞんでいるのか。与党よとうでも議論ぎろんが熟じゅくしているとは思おもえず、まずは与党よとうの中なかで固かためたうえで、ものを言いってほしい」と述のべました。

共産きょうさん党とうの小池こいけ書記しょき局長きょくちょうは「国民こくみんが望のぞんでもいない時ときに、総理そうり大臣だいじんが改正かいせい案あんを強引ごういんに旗はたを振ふって進すすめること自体じたいが立憲りっけん主義しゅぎの乱暴らんぼうな否定ひていだ。９きゅう条じょうへの自衛隊じえいたいの明記めいきは無む制限せいげんでの海外かいがいでの武力ぶりょく行使こうしに道みちを開ひらくことになる」と述のべました。

日本にっぽん維新いしんの会かいの馬場ばば幹事かんじ長ちょうは「憲法けんぽう審査しんさ会かいで各かく政党せいとうがどの項目こうもくをどのように何なにのために改正かいせいするのか議論ぎろんし、プロセスを国民こくみんに見みていただく。主権しゅけんは国民こくみんにあり、国会こっかい議員ぎいんは理解りかいして議論ぎろんを始はじめるべきだ」と述のべました。

自由党じゆうとうの森もり幹事かんじ長ちょうは「国民こくみん主権しゅけんや基本きほん的てき人権じんけんの尊重そんちょうなどの原則げんそくを変かえるいかなる改正かいせいにもくみしない。むしろ、安倍あべ政権せいけんが憲法けんぽうを守まもっているのか、憲法けんぽう審査しんさ会かいで検証けんしょうすべきだ」と述のべました。

希望きぼうの党とうの行田ぎょうだ幹事かんじ長ちょうは「現行げんこう憲法けんぽうの制定せいていから社会しゃかいを取り巻とりまく環境かんきょうは変化へんかしており、憲法けんぽうは不磨ふまの大典たいてんではないと考かんがえている。国会こっかいで時間じかんをかけて議論ぎろんを深ふかめるべきだ」と述のべました。