神奈川県庁からハードディスクの
データの
消去などを
請け負った
東京 中央区の
会社が
会見し、
逮捕された
元社員がオークションに
出品した
点数は7800
個余りにのぼり、
このうち3900
個はハードディスクなどの
記録媒体だったことを
明らかにしました。
会社は
適正に
廃棄したことを
示す取り組みを
進めるなど、
再発防止に
努めることにしています。
この問題で東京 中央区のデータ消去会社「ブロードリンク」の榊彰一社長が会見し、「ハードディスクや中に入っている重要なデータが流出し、関係者に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわびします」と謝罪しました。
そのうえで逮捕された元社員の高橋雄一容疑者(51)がネットオークションに出品した点数は7844個にのぼり、このうち3904個はハードディスクなどの記録媒体だったことを明らかにしました。
会社ではシリアルナンバーで照合し、会社から持ち出されたものか確認するとともに企業や官公庁の情報が流出していないか調べるということです。
またデータ消去室から持ち出したものがないか確認する手荷物検査について、これまでは退勤する際にパート従業員に対して行っていて、正社員には不定期に行うだけでしたが、今後は正社員も含めて全員を対象に、退勤だけでなく出勤の際にも行い、金属探知機を使うということです。
データの消去や廃棄が適正に行われたか、依頼主に示す証明書についてはこれまでは要望があった場合のみ発行していましたが、今後は要望がなくても発行し、すべてのハードディスクに関して処理前と処理後の写真を撮影し、再発防止に努めることにしています。
榊社長は「今回の問題は管理態勢に原因があった。再発防止策の実施や管理態勢の強化に向けて全社を挙げて取り組みたい」と話していました。