去年12
月、アフガニスタンで
銃撃されて
亡くなった
医師の
中村哲さんをしのぶ
会が
1日、
東京 練馬区で
開かれました。
医師の
中村哲さんは、NGO「ペシャワール
会」の
現地代表としてアフガニスタンで
長年、
人道支援と
復興に
力を
尽くしてきましたが、
去年12
月、
現地で
銃撃され
亡くなりました。
1日夜、中村さんをしのぶ会が東京 練馬区で開かれ、およそ600人が参加しました。
会では、はじめに全員でおよそ1分間、黙とうをささげました。
続いて「ペシャワール会」の村上優会長が講演し、「中村哲先生は亡くなったが、彼の思いを抱きながら事業を続けられるよう支援いただきたい」と述べると、会場からは大きな拍手が送られました。
このあと、会ではアフガニスタン出身の支援者や現地で共に活動したJICA=国際協力機構の職員などゆかりのある人たちが中村さんへの思いを語ったり、功績をたたえたりしていました。
ペシャワール会はアフガニスタンでの支援活動を続けることにしていて、次の世代に中村さんの思いをつなげるため、中村さんが残した文章や写真などをまとめる予定だということです。
参加した37歳の女性は「アフガニスタンはニュースの中の遠い世界だったが、中村さんの活動を通じて、これからはひと事ではない世界の問題として考えていきたい」と話していました。