神戸市の
公立小学校での
教諭によるいじめ
問題を
受け、
市は「
市民の
理解が
得られない」として、
神戸市立の
学校の
校長や
教育委員会事務局の
幹部職員ら
およそ320
人について、
この冬のボーナスの
増額を
見送る方針を
固めました。
神戸市の
公立小学校では、20
代の
男性教諭が、
同僚の
教諭4人から
悪質ないじめを
繰り返し
受け、
教育委員会が
事実関係の
解明を
進めている
ほか、
警察がいじめをしていた
教諭らから
任意で
事情を
聴いています。
こうした事態を受けて、神戸市は、教育行政に関わる幹部職員の冬のボーナスの増額を見送る方針を固めました。
対象となるのは、小中学校や高校など神戸市立の学校の校長らおよそ250人と、教育長、それに教育委員会事務局の課長級以上の幹部職員およそ70人の、合わせておよそ320人だということです。
神戸市は、市の人事委員会の勧告に基づいて、来月支給する職員の冬のボーナスを一律2%余り増額する予定でしたが、今月末の市議会に提出する給与条例の改正案で、これらの幹部は除外することにしています。
神戸市は、「問題は、まだ調査中であり、関係者の処分も終わっていない段階で、ボーナスを増額することに市民の理解を得られないと判断した。全国を騒がせた問題で、教育委員会全体の問題として受け止めている」としています。