Actualités japonaises: 「活発ないたずらっ子が…」父親語る後悔と憤りパトカー事故

「活発かっぱつないたずらっ子っこが…」父親ちちおや語かたる後悔こうかいと憤いきどおりパトカー事故じこ

Nov 26, 2019 11:11

Furigana

交差点こうさてんを青あお信号しんごうで渡わたろうとした男の子おとこのこが緊急きんきゅう走行そうこうのパトカーにはねられ死亡しぼうした事故じこで、亡なくなった男の子おとこのこの父親ちちおやは今回こんかいの書類しょるい送検そうけんを前まえにＮＨＫえぬえいちけいの取材しゅざいに応おうじました。

男の子おとこのこは恐竜きょうりゅうが大好だいすきで、出でかける時ときはいつも、恐竜きょうりゅうをモチーフにした戦隊せんたいヒーローのパスケースとトカゲの人形にんぎょうを持ち歩もちあるいていました。

父親ちちおやは「きょうだいの中なかではいちばん活発かっぱつで、やんちゃで、動き回うごきまわるのが好すきで。すぐいたずらをして怒おこられたりするんですけど、家族かぞくのムードメーカーで、かけがえのない存在そんざいでした」と語かたりました。

事故じこから３さんか月かげつがたった今たったいまの心境しんきょうについて「突然とつぜんの出来事できごとで現実げんじつ感かんがなく、今いまでも信しんじられない部分ぶぶんは正直しょうじきなところあります。かけがえのない存在そんざいがある日ひ突然とつぜんにいなくなる。これまでもニュースやドラマなどで見みてきましたが、自分じぶんに起おこってみると肌身はだみにしみて、魂たましいが削けずられる思おもいです」と話はなしました。

事故じこ当時とうじ、男の子おとこのこは習い事ならいごとのスポーツ教室きょうしつに行いくためＪＲじぇいあ-る四ツ谷よつや駅えきに向むかって父親ちちおやときょうだいと一緒いっしょに３さん人にんで歩あるいていたということです。

父親ちちおやは目めの前まえで起おきた事故じこを振り返ふりかえって「いちばん思おもっているのは子こどもの命いのちを守まもれなかったという後悔こうかい。当日とうじつ一緒いっしょにいる中なかで、一瞬いっしゅん、目めを離はなした隙ひまに事故じこにあってしまいました。もしできるなら『時間じかんを巻まき戻もどして』と毎日まいにちのように思おもっています」と語かたっていました。

そのうえで「『自分じぶんがもうちょっとちゃんと見みてあげれば』という後悔こうかいと『青あお信号しんごうを渡わたっていたのに』という割り切わりきれなさが常つねに自分じぶんの中なかでぐるぐる回まわって行いったり来きたりしています」とやりきれない胸むねの内うちを明あかしています。

そして事故じこを起おこしたパトカーについては「緊急きんきゅう走行そうこうでとても強つよい力ちからを有ゆうしている分ぶん、最低さいてい限げん守まもるべきルールは守まもらないといけない。いちばん交通こうつう法規ほうきを守まもるべき存在そんざいであるパトカーが、交差点こうさてん内ないで徐行じょこう義務ぎむがあるのに徐行じょこうしなかったことにはとても激はげしい憤いきどおりを感かんじています」と話はなしていました。