アメリカ司法省がサイバー
攻撃で
企業秘密を
盗んだとして、
中国のハッカー
集団の
メンバーを
起訴したことについて、
菅官房長官は
記者会見で、
このような
攻撃を
断固、
非難するとしたうえで、
日本政府への
攻撃も
確認していることを
明らかにしました。
アメリカ司法省は、中国のハッカー集団「APT10」のメンバー2人を中国の情報機関である国家安全省と連携して、企業秘密を盗み出していたとして起訴したと発表しました。
これについて、菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で「このような攻撃を断固非難する。わが国にも『APT10』から政府機関を含むさまざまな機関を対象にした長期にわたる広範な攻撃を確認している」と述べました。
そのうえで、「中国を含むG20のメンバーは、サイバー空間を通じて知的財産の窃取などの禁止に合意しており、国際社会の一員として責任ある対応が求められる。今後とも、国際社会と緊密に連携して自由で公正で安全なサイバー空間の創出、発展のために尽力していきたい」と述べました。