6
日、
東京都内を
走行中の
東北新幹線で
連結部分が
外れ、
国の
運輸安全委員会は7
日午後、
今回の
車両を
保管するJR
東日本の
施設で
調査を
開始します。
また、JRは
必要な
対策が
完了するまで
連結での
運転をすべて
取りやめるとしていて、
多くの
運休が
出ることから
混雑が
予想されます。
6日午前、東京都内の上野・大宮間を走行していた東北新幹線の下りで、「はやぶさ」と「こまち」の連結部分が外れてブレーキが作動し、線路上で停車しました。
当時、乗客642人が乗っていて、けがをした人はいませんでした。
東北新幹線などはおよそ3時間にわたって運転できなくなり、129本が運休したほか、148本が遅れ、15万2000人余りに影響が出ました。
JR東日本は、車両の状況などから「こまち」側の電気系統に原因がある可能性が高いとみられるとしていますが、その詳しい状況は明らかにしていません。
運輸安全委員会は7日午後、宮城県内にある今回の車両を保管するJRの施設に調査官を派遣し、原因の調査を開始します。
東北新幹線では24年9月にも走行中に「はやぶさ」と「こまち」の連結部分が外れ、運輸安全委員会は2回続けて起きていて特に異例と認められるとしています。
また、JR東日本は原因が判明し、必要な対策が完了するまで連結での運転をすべて取りやめるとしています。
このため、7日、秋田新幹線は東京~盛岡間で運休して盛岡~秋田間で折り返し運転し、山形新幹線は連結運転しない一部を除き東京~福島間で運休して福島~新庄間で折り返し運転します。
東京方面から秋田や山形への直通運転は行われないため、秋田へは盛岡駅で、山形へは福島駅で、乗り換えが必要です。
今回の運休によって東北新幹線の区間を走行する列車の座席数が大幅に減り、JR東日本は混雑が予想されるとしています。
こうしたことを受け、すでに購入された切符の払い戻しや変更に対応するということです。
臨時列車を5本運行
JR東日本は、東北新幹線で連結部分が外れたトラブルに伴って「こまち」と「つばさ」が区間運休する影響で混雑が見込まれることから、7日、臨時列車を5本運行すると発表しました。
下りは
▽午前8時に東京を出発して盛岡に向かう「はやて」
▽午前8時56分と午後7時52分に東京を出発して仙台に向かう「やまびこ」
上りは
▽午後5時34分と午後7時4分に仙台を出発して東京に向かう「やまびこ」
いずれも普通車は全席自由席だということです。