Actualités japonaises: 兵庫明石砂浜陥没女児死亡から20年市長ら現場で安全誓う

兵庫ひょうご明石あかし砂浜すなはま陥没かんぼつ女児じょじ死亡しぼうから20年ねん市長しちょうら現場げんばで安全あんぜん誓ちかう

May 26, 2022 11:05

Furigana

兵庫ひょうご県けん明石あかし市しで、突然とつぜん陥没かんぼつした砂浜すなはまに埋うまった女の子おんなのこが亡なくなってから、26日にちで20年ねんとなり、市長しちょうらが現場げんばで花はなを手向たむけて、市民しみんの安全あんぜんを守まもっていくことを誓ちかいました。

平成へいせい13年ねん12月つき、明石あかし市しの大蔵おおくら海岸かいがんで、父親ちちおやと遊あそびに来きていた当時とうじ4歳さいの金月きんげつ美帆みほちゃんが、突然とつぜん陥没かんぼつした人工じんこうの砂浜すなはまに埋うまり、5か月かげつ後ごの5月つき26日にちに亡なくなりました。

20年ねんとなった命日めいにちの5月つき26日にち、砂浜すなはまを管理かんりする明石あかし市しの泉いずみ房ぼう穂ほ市長しちょうや、市しの幹部かんぶ職員しょくいん10人にんが、現場げんばを訪おとずれて花はなを手向たむけ、美帆みほちゃんの死しを悼いたみました。

この事故じこは、堤防ていぼうの下したに設もうけられたゴム製せいのシートに亀裂きれつが入はいり、砂すなが海うみに流出りゅうしゅつして崩くずれたことが原因げんいんで、現場げんばの海岸かいがんでは以前いぜんから同おなじような陥没かんぼつが相次あいついでいたのに十分じゅうぶんな対策たいさくを取とらなかったとして、市しの担当たんとう者しゃなど4人にんが業務ぎょうむ上じょう過失かしつ致死ちしの罪つみに問とわれ、全員ぜんいんの有罪ゆうざいが確定かくていしています。

事故じこのあとに市役所しやくしょに入はいった職員しょくいんは全体ぜんたいの半数はんすうを超こえ、明石あかし市しは事故じこの風化ふうかを防ふせぐため、毎年まいとし、新あらたに採用さいようされた職員しょくいんの研修けんしゅうを続つづけています。

泉いずみ市長しちょうは「遺族いぞくの悲かなしみに終おわりがないように、市しの責任せきにんにも終おわりはなく、市民しみんの安全あんぜんを守まもることが行政ぎょうせいの努つとめだと思おもいます。気きになることを漫然まんぜんと放置ほうちせず、市民しみんの命いのちに関かかわることには全力ぜんりょくを尽つくしていきます」と話はなしました。