Actualités japonaises: ラグビーリーグワンクボタスピアーズ船橋・東京ベイが初優勝

ラグビーリーグワンクボタスピアーズ船橋ふなばし・東京とうきょうベイが初はつ優勝ゆうしょう

May 20, 2023 19:05

Furigana

ラグビーのリーグワン、プレーオフトーナメントの決勝けっしょうが国立こくりつ競技きょうぎ場じょうで行おこなわれ、クボタスピアーズ船橋ふなばし・東京とうきょうベイが17対たい15で、昨さくシーズンの王者おうじゃ、埼玉さいたまパナソニックワイルドナイツに勝かって、初はじめての優勝ゆうしょうを果はたしました。

決勝けっしょうは、レギュラーシーズン1位いで連覇れんぱを目指めざすワイルドナイツと、2位いで初はつの決勝けっしょうに臨のぞむスピアーズの顔合かおあわせとなり、国立こくりつ競技きょうぎ場じょうにはリーグワンで最多さいたとなる4万まん1794人にんの観客かんきゃくが詰つめかけました。

スピアーズは前半ぜんはん、スタンドオフのバーナード・フォーリー選手せんしゅが3本ほんのペナルティーゴールを確実かくじつに決きめて試合しあいの主導しゅどう権けんを握にぎりました。

守まもっては激はげしいタックルでワイルドナイツの攻撃こうげきをノートライに抑おさえ、前半ぜんはんを9対たい3とリードしました。

後半こうはんも開始かいし早々そうそうにフォーリー選手せんしゅが4本ほん目めのペナルティーゴールを決きめて12対たい3とリードを広ひろげますが、ワイルドナイツに18分ふんと25分ふんに立て続たてつづけにトライを奪うばわれ、一時いちじ、12対たい15と逆転ぎゃくてんされました。

それでもスピアーズは29分ふん、キャプテンの立川たちかわ理り道どう選手せんしゅが左ひだりサイドに絶妙ぜつみょうなキックパスを繰り出くりだし、今こんシーズン、リーグのトライランキング2位いのウイング、木田きだ晴はる斗と選手せんしゅが逆転ぎゃくてんのトライを決きめました。

そして2点てん差さで迎むかえた終盤しゅうばん、スピアーズは、強力きょうりょくフォワードにボールを集あつめ確実かくじつに時間じかんを使つかってワイルドナイツに反撃はんげきを許ゆるさず、17対たい15で競り勝せりかって初はじめての優勝ゆうしょうを果はたしました。

一方いっぽう、昨さくシーズンの王者おうじゃワイルドナイツは、スピアーズの素早すばやい出でだしのディフェンスに苦戦くせんしました。

チャンスでノックオンやオフサイドなどの反則はんそくを繰り返くりかえして流ながれを引き寄ひきよせられず、2連覇れんぱを逃のがしました。

スピアーズ今こんシーズンの戦たたかいは

スピアーズは、今こんシーズン、圧倒的あっとうてきな攻撃こうげき力りょくを前面ぜんめんに出だして勝かち上あがってきました。

レギュラーシーズンの総そう得点とくてん数すうは636点てんで、ディビジョン1の12チームで唯一ゆいいつの600点てん台だい。

リーグ屈指くっしの大型おおがたフォワードを擁ようし、スクラムやモール、それに1対たい1の攻防こうぼうでも力ちからを発揮はっきしました。

なかでも南アフリカみなみあふりか代表だいひょうの世界せかい的てきなフッカー、マルコム・マークス選手せんしゅは、相手あいてを圧倒あっとうするパワーと多彩たさいなスキルで得点とくてん源げんとして活躍かつやくし、レギュラーシーズンで10トライをマークしました。

第だい10節せつではワイルドナイツに敗やぶれたものの、14勝しょう1敗はい1引き分ひきわけの成績せいせきで2位いでプレーオフトーナメントに進すすみ、準決勝じゅんけっしょうではバックスに展開てんかい力りょくがある東京とうきょうサントリーサンゴリアスとの激戦げきせんを制せいして初はつの決勝けっしょうに進すすみました。

決勝けっしょうでは試合しあい巧者こうしゃのワイルドナイツを相手あいてに終始しゅうし攻せめの姿勢しせいを貫つらぬき、最後さいごまで運動うんどう量りょうを落おとさずにトップリーグ時代じだいを含ふくめて初はじめての優勝ゆうしょうを成し遂なしとげました。

ワイルドナイツの地元じもとではファンが声援せいえん

ワイルドナイツのホーム、熊谷くまがいラグビー場じょう近ちかくにあるカフェには、地元じもとのファン十じゅう数すう人にんが集あつまって、テレビで試合しあいを見守みまもりました。

試合しあいは前半ぜんはん、ワイルドナイツが相手あいてにリードを許ゆるす展開てんかいとなり、ファンは厳きびしい表情ひょうじょうでしたが、後半こうはんに立て続たてつづけにトライが決きまり15対たい12と逆転ぎゃくてんに成功せいこうすると、大おおきな拍手はくしゅをしたりハイタッチをしたりして喜よろこんでいました。