アメリカ政府は、
新型コロナウイルスの
集団感染が
確認されたクルーズ
船、「
ダイヤモンド・プリンセス」から、アメリカ
人の
乗客らを
帰国させる
方針で、
2機のチャーター
機が16
日夜にも
日本に
到着する
見通しです。さらにカナダ
政府もチャーター
機を
派遣する
方針を
発表する
など、
乗客を
帰国させようという
動きが
相次いでいます。
アメリカ政府は、
横浜港に
停泊しているクルーズ
船、「
ダイヤモンド・プリンセス」に
乗っているアメリカ
人のうちの
希望者を
帰国させる
方針で、
日本時間の16
日夜にも、チャーター
機2機が
羽田空港に
到着する
見通しです。
防衛省によりますと、クルーズ船にはおよそ380人のアメリカ国籍の人が乗っていて、船を下りた乗客らを自衛隊がバスで羽田空港まで輸送するということです。
アメリカ政府は乗客らが帰国したあとも、検疫のため14日間、隔離する予定です。ABCテレビなどアメリカのメディアは、連日、クルーズ船で感染が相次いで確認されている状況を現地からの中継も交えて詳しく伝えていて、アメリカ国内では、早期に帰国できるよう政府に対応を求める声が上がっていました。
また、カナダ政府も15日、乗船しているカナダ人を帰国させるため、チャーター機を手配すると発表しました。チャーター機をいつ派遣するかは明らかにしていませんが、判断の理由について、「乗客たちが直面している特異な状況、および日本の医療システムへの負担の軽減を考慮しての決断だ」と説明しています。
このほか、香港政府も、香港の市民について船を下りたあと速やかに香港に戻れるよう、日本へのチャーター機を手配すると発表しているほか、台湾当局も、台湾籍の人たちが速やかにチャーター機で台湾に戻れるよう、日本側と協議していることを明らかにしていて、海外の国や地域のあいだでチャーター機を派遣しようという動きが相次いでいます。