일본어 뉴스: 厚労相「インフル治療薬効果あれば使用できる環境整備」

厚あつ労相ろうしょう「インフル治療ちりょう薬やく効果こうかあれば使用しようできる環境かんきょう整備せいび」

Feb 22, 2020 12:02

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが広ひろがる中なか、加藤かとう厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは東京とうきょう都内とないで記者きしゃ団だんに対にたいし、インフルエンザ治療ちりょう薬やくの「アビガン」について、検証けんしょうの結果けっか、一定いっていの効果こうかが確認かくにんされれば、幅広はばひろい医療いりょう機関きかんで使用しようできる環境かんきょうを整ととのえていく考かんがえを示しめしました。

この中なかで加藤かとう厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは「『新型しんがたコロナウイルスに一定いっていの効果こうかがあるのではないか』という海外かいがいでの研究けんきゅうがある薬くすりがある。どれかということを申し上もうしあげている訳わけではないが、『アビガン』は具体ぐたい的てきなことを考かんがえている１ひとつだ」と述のべました。

そのうえで「効果こうかがあるかどうか検証けんしょうし、一定いっていの効果こうかがあるということであれば、幅広はばひろい医療いりょう機関きかんで使つかえるような状況じょうきょうを作つくっていきたい」と述のべ、インフルエンザ治療ちりょう薬やくの「アビガン」について、検証けんしょうの結果けっか、一定いっていの効果こうかが確認かくにんされれば、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん者しゃに対にたいし、幅広はばひろい医療いりょう機関きかんで使用しようできる環境かんきょうを整ととのえていく考かんがえを示しめしました。

また、加藤かとう大臣だいじんは具体ぐたい的てきな対応たいおう策さくを盛り込もりこんだ対処たいしょ方針ほうしんについて、「政府せいふだけでなく、地方ちほう公共こうきょう団体だんたいや医師いし会かいをはじめとした方々かたがたとも意見いけんを調整ちょうせいして、作り上つくりあげていかなければいけないが、連休れんきゅう明あけには発表はっぴょうできるようなスケジュールでやっていきたい」と述のべ、早はやければ来週らいしゅう25日にちにも発表はっぴょうしたいという考かんがえを示しめしました。

アビガンとは

「アビガン（一般いっぱん名めい・ファビピラビル）」は、東京とうきょうに本社ほんしゃがある製薬せいやく会社かいしゃが開発かいはつしたインフルエンザの治療ちりょう薬やくです。

「タミフル」や「リレンザ」など、従来じゅうらいのインフルエンザの薬くすりは増ふえたウイルスを細胞さいぼうの中なかに閉じ込とじこめる効果こうかがありますが、「アビガン」はウイルスの増殖ぞうしょくそのものを防ふせぐことができます。

2014年ねんに医薬品いやくひんとして承認しょうにんされましたが、副作用ふくさようの懸念けねんがあることから、ほかの薬くすりが効きかない場合ばあいにかぎって使用しようすることになっています。

インフルエンザだけでなく、同おなじような仕組しくみで増ふえるさまざまなウイルスへの効果こうかも研究けんきゅうされていて、2015年ねんにはエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつへの効果こうかを調しらべる臨床りんしょう試験しけんがギニアで行おこなわれ、一部いちぶで効果こうかがあったと報告ほうこくされています。