東京・渋谷では喜びの声が聞かれ、このうち、27歳の男性は「試合は負けてしまったが、何はともあれ決勝トーナメントに進めてよかった。ここまで来たら優勝を目指してもらいたい」と話していました。
また、45歳の男性は「まずはこれまでに進んだことのないベスト8を目指して頑張ってもらいたい。次の試合も深夜だがもちろん起きて応援する」と話していました。
こうした声の一方、試合の終盤、失点を避けようとパスを回すことに徹した戦い方については批判の声も聞かれました。
このうち、27歳の女性は「勝ち上がるためにはしかたないかもしれないが、最後まで点を取りに行く姿勢を見せてほしかった」と話していました。
”時間稼ぎ” PV会場では…
東京・港区の東京タワー近くの観戦会場で大型画面を通じて声援を送った女性は「試合最後の5分間ぐらいはすごくイライラしましたが、結果がすべてなのでここからですね」と話し、一緒に訪れた男性は「僕たちからすると、満足できる試合ではなかったですが、仮に日本が優勝してあとから振り返ったときに、この試合が重要だったということになると思います」と話していました。
また、仲間4人で訪れた女性は「試合の最後はがっかりしましたが、決勝トーナメントでは気持ちを切り替えて応援したいです」と話し、一緒に観戦していた男性は「最後は攻めてほしかったですが、決勝トーナメントに進めないとまた批判されるので、正しい判断だったと思います」と話していました。
審判のユニフォーム姿で観戦していた男性は「サッカーというゲームではしかたがない部分なので、イエローカードは出しません。決勝トーナメントに進むことがいちばん大事です」と話していました。
官房長官「時間稼ぎは戦略 突破重要」
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「2大会ぶりのグループリーグ突破は大変よかった。サムライブルーの健闘を称えたい。終盤の戦いぶりは、ルールの中でさまざまな事を考えたうえでの戦略だったと思う。重要なのはグループリーグを突破することで、それを遂げたことは素直に喜びたい。次のベルギー戦では、すべて吹き飛ばすすばらしい戦いを期待している」と述べました。