Actualités japonaises: 国内結核患者過去最少「結核低まん延国」にコロナ対策影響か

国内こくない結核けっかく患者かんじゃ過去かこ最少さいしょう「結核けっかく低ていまん延まんえん国こく」にコロナ対策たいさく影響えいきょうか

Sep 3, 2022 16:09

Furigana

去年きょねん1年間ねんかんに国内こくないで結核けっかくと診断しんだんされた患者かんじゃは1万まん1000人にん余あまりで調査ちょうさ開始かいし以来いらい、最もっとも少すくなくなったことが厚生こうせい労働ろうどう省しょうのまとめで分わかりました。人口じんこう10万まん人にん当あたりの患者かんじゃの数かずを示しめす「り患りかん率りつ」は9.2人にんで初はじめて10人にんを下回したまわり、WHO＝世界せかい保健ほけん機関きかんが定さだめる「結核けっかく低ていまん延まんえん国こく」になりました。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうによりますと、去年きょねん1年間ねんかんに国内こくないで結核けっかくと診断しんだんされた患者かんじゃは1万まん1519人にんで前まえの年としから1220人にん減へり、調査ちょうさを始はじめた昭和しょうわ26年ねん以来いらい最もっとも少すくなくなりました。

年代ねんだい別べつにみますと、80代だいが3440人にんと最もっとも多おおく、次ついで70代だいが2241人にん、90歳さい以上いじょうが1633人にんなどと70代だい以上いじょうが全体ぜんたいのおよそ6割わりを占しめています。

死亡しぼうした人ひとは1844人にんで前まえの年としより65人にん減へりました。

人口じんこう10万まん人にん当あたりの患者かんじゃの数かずを示しめす「り患りかん率りつ」は9.2人にんとはじめて10人にんを切きり、WHO＝世界せかい保健ほけん機関きかんが定さだめる分類ぶんるいで「結核けっかく低ていまん延まんえん国こく」になりました。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうなどは、減少げんしょうした理由りゆうについて、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいが影響えいきょうし三さん密みつの回避かいひなど感染かんせん症しょうへの対策たいさくが影響えいきょうした可能かのう性せいがあるとしています。

一方いっぽうで、受診じゅしん控ひかえで潜在せんざい的てきな患者かんじゃを把握はあくできていないおそれもあるとしています。

結核けっかく予防よぼう会かい結核けっかく研究所けんきゅうじょの加藤かとう誠まこと也所長しょちょうは「治療ちりょうが遅おくれると重症じゅうしょう化かする。高齢こうれい者しゃは死亡しぼうにつながることもあるので症状しょうじょうが心配しんぱいな人ひとは医療いりょう機関きかんを受診じゅしんしてほしい」と話はなしていました。