スノボの平野ひらの歩あゆみ夢ゆめ スケボ日本にっぽん選手権せんしゅけんで優勝ゆうしょう

パークはすり鉢すりばち状じょうのコースで行おこない、40秒間びょうかんを３さん回かい滑すべって、最もっとも高たかい得点とくてんを競きそいます。

滞空たいくう時間じかんの長ながいジャンプが持ち味もちあじの平野ひらの選手せんしゅは、１いち回かい目めに板いたを足あしで一いち回転かいてんさせて手てでつかむ大技おおわざ「キックフリップインディー」や、背中せなか向むきに１いち回転かいてん半はん回まわる大技おおわざ「バックサイド540」を成功せいこうさせるなどして、65.70をマークし、トップに立たちました。

その後そのご、この得点とくてんを上回うわまわる選手せんしゅはなく、平野ひらの選手せんしゅが優勝ゆうしょうを果はたしました。

平野ひらの選手せんしゅはスケートボードでの東京とうきょうオリンピック出場しゅつじょうを目指めざして、ことし３月さんがつに初はじめて出場しゅつじょうした大会たいかいでも３さん位いに入はいっていて、日本にっぽんローラースポーツ連盟れんめいは、平野ひらの選手せんしゅを今年度こんねんどの強化きょうか選手せんしゅに選えらび、東京とうきょうオリンピックにつながる海外かいがいの大会たいかいに派遣はけんする方針ほうしんです。

平野ひらの選手せんしゅは試合しあいのあと、「東京とうきょうオリンピックに向むけた自分じぶんのチャレンジで、この大会たいかいでさらに一いち歩ほ進すすめたのかなという実感じっかんがあるので、けがをせずに頑張がんばりたい」と話はなしていました。

また、パーク女子じょしでは北海道ほっかいどう出身しゅっしんの10歳さいで、小学しょうがく５ご年生ねんせいの開ひらき心しん那選手せんしゅが、ジャンプしたあと板ばんの後うしろ側がわをコースの縁えんにぶつけて着地ちゃくちしたり、コースの縁えんを滑すべったりする技わざを決きめるなどして得点とくてんを重かさね、53.30で優勝ゆうしょうしました。

「ストリート」は男女だんじょとも10代だいが優勝ゆうしょう

一方いっぽう、街まちなかのようなコースで競きそう「ストリート」では、女子じょしは13歳さいの中山なかやま楓かえで奈選手せんしゅが、男子だんしは15歳さいの青木あおき勇いさむ貴き斗と選手せんしゅが優勝ゆうしょうしました。

「ストリート」は階段かいだんや手てすりなどが設置せっちされた街まちなかのようなコースで、45秒びょうの間まに複数ふくすうの技わざを披露ひろうする「ラン」と、１ひとつの技わざを披露ひろうする「ベストトリック」をそれぞれ10点てん満点まんてんで採点さいてんし、合計ごうけい点てんで競きそいます。

決勝けっしょうには男女だんじょそれぞれ８はち人にんが出場しゅつじょうし、女子じょしは富山とやま県けんの13歳さいで中学ちゅうがく２に年生ねんせいの中山なかやま選手せんしゅが、ランが終了しゅうりょうした時点じてんでトップに立たつと、ベストトリックでも手てすりなどに乗のって滑すべる得意とくいの「グラインド」で着実ちゃくじつに点てんを重かさね、14.40と女子じょし選手せんしゅの中なかで唯一ゆいいつの14点てん台だいを出だして優勝ゆうしょうしました。

一方いっぽう、男子だんしは静岡しずおか県けんの15歳さいで、通信つうしん制せいの高校こうこう１いち年生ねんせいの青木あおき選手せんしゅがランで９きゅう点てん台だいを立て続たてつづけに出だして勢いきおいに乗のりました。さらに、ベストトリックでもボードを足あしから１いち度ど離はなして回転かいてんさせ、再ふたたび着地ちゃくちする「フリップ」で８はち点てん台だいの高こう得点とくてんを出だし、35.30で優勝ゆうしょうしました。

10歳さいで優勝ゆうしょうの開ひらく「もっと技わざを覚おぼえたい」

パーク女子じょしで優勝ゆうしょうした小学校しょうがっこう５ご年生ねんせいの開ひらき心しん那選手せんしゅは「優勝ゆうしょうを目標もくひょうに頑張がんばってきたので、結果けっかを残のこせてよかった。東京とうきょうオリンピックに向むけて練習れんしゅうを頑張がんばって、上位じょういの成績せいせきを残のこせるようにしたい。そのためにスケートボードの端はじを使つかう『リップ』という技わざをもっとたくさん覚おぼえたい」と話はなしていました。

中学ちゅうがく２に年ねん 中山なかやま「目標もくひょうは東京とうきょう五輪ごりん」

ストリート女子じょしで優勝ゆうしょうした中学ちゅうがく２に年生ねんせいの中山なかやま楓かえで奈選手せんしゅ（13）は「優勝ゆうしょうできてうれしい。日本にっぽん選手権せんしゅけんで結果けっかを残のこせたので、これからの目標もくひょうは東京とうきょうオリンピックを目指めざすことだと思おもっている。そのために、得意とくいとしているグラインドなど、レールに乗のる技わざの種類しゅるいを増ふやしていきたい」と話はなしていました。

15歳さい 青木あおき「おもしろいと思おもわれる選手せんしゅに」

ストリート男子だんしで優勝ゆうしょうした15歳さいの青木あおき勇いさむ貴き斗と選手せんしゅは「海外かいがいの大会たいかいでも活躍かつやくして上位じょういに入はいり、オリンピックを目指めざしたい。そのためには大会たいかいでの技わざの成功せいこう率りつを上あげていくことが必要ひつようだ。さらに、見みていて『おもしろい』と思おもわれるスケーターにならなければいけない」と話はなしていました。