日本を
訪れている
アメリカの
トランプ大統領は
安倍総理大臣とともに
北朝鮮による
拉致被害者の
家族と
面会し、「
皆さんの
家族を
帰国させるために
努力し、
協力して
いく」と
述べ、
問題の
解決に
向けて
全面的に
協力する
考えを
伝えました。
令和になってから
初めての
国賓として
日本を
訪れている
アメリカの
トランプ大統領は27
日午後2時前から
東京 港区の
迎賓館で
安倍総理大臣とともに
およそ1時間、
拉致被害者の
家族と
面会しました。
面会には拉致被害者の家族会代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんや、横田めぐみさんの母親の早紀江さんらが出席しました。
この中でトランプ大統領は「とても悲しいストーリーであり、なぜ安倍総理大臣が拉致問題の解決に強い気持ちを持っているのかがよく分かった。安倍総理大臣とは『協力して前に進もう』と話し合った。皆さんの家族を帰国させるために私たちは努力し、協力していく」と述べ、問題の解決に向けて全面的に協力する考えを伝えました。
また安倍総理大臣は「今回もトランプ大統領には貴重な時間を割いて、皆さんの話に耳を傾けていただいた。ハノイでの米朝首脳会談でも拉致問題について提起し、私の考え方についても、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長に伝えていただいた。まさに皆さんの気持ちにそって外交努力を重ねてくれている」と述べました。
これに対し、田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんが「41年間、拉致されたままの家族に、いち早く帰ってきてもらえるようにご協力をお願いします」と述べたほか、早紀江さんは、「2度も会って下さって本気で拉致問題を考えていただき、私たちは感動している。トランプ大統領を信頼している」と述べました。
トランプ大統領が拉致被害者の家族と面会するのはおととし11月に日本を訪れた際に続いて2回目です。