活発な
前線の
影響で
大雨となっている
九州では、
鹿児島県を
中心に
局地的に
非常に
激しい雨が
降っています。
雨は
西日本を
中心に
今月5日ごろにかけて
断続的に
非常に
激しく
降る見込みで、
雨量が
多くなっている
地域を
中心に
引き続き
土砂災害に
厳重に
警戒してください。
気象庁によりますと、梅雨前線が停滞し暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、九州では2日も南部を中心に局地的に雨雲が発達しています。
午前9時50分までの1時間には鹿児島県錦江町で71.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。
九州南部では降り始めからの雨量が、多いところで600ミリから700ミリ以上に達するなど大雨となっていて、鹿児島県では土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が各地に発表されています。
前線の活動が活発な状態が続くため、九州南部では、このあと数時間、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が同じような場所で降り続くおそれがあります。
3日朝までの24時間に降る雨の量は、九州南部で150ミリ、九州北部で100ミリ、四国で80ミリと予想されています。
前線は、3日から次第に北上して活動がさらに活発になる見込みで、4日朝までの24時間に九州北部で300ミリから400ミリ、九州南部で200ミリから300ミリ、四国で100ミリから200ミリの雨が降るおそれがあります。
前線が停滞する西日本を中心に今月5日ごろにかけて断続的に非常に激しい雨が降る見込みで、災害が発生してもおかしくない大雨が予想されています。
すでに雨量が多くなっている地域では、土砂災害への厳重な警戒や、低い土地の浸水、川の増水への警戒を続けてください。
また、雨が小康状態となっている地域でも、住んでいる場所で起きやすい災害の種類や避難場所までの経路をあらかじめ確認したうえで、最新の気象情報や雨の降り方に注意して早めの避難を心がけてください。