抗議活動が
続く香港では、18
日午後から
民主派団体の
呼びかけで
再び大規模な
集会が
開かれます。
警察は
今回、
デモ行進については
認めていませんが、
参加者が
許可のないままデモ
行進を
始め、
警察との
衝突に
発展することも
懸念されます。
香港では、
容疑者の
身柄を
中国本土にも
引き渡せるようにする
条例の
改正案をめぐり、
2か月以上にわたって
抗議活動が
続いていて、
収束の
見通しは
立っていません。
こうした中、18日午後からは中心部の公園で民主派の団体が、香港政府や警察への対応に抗議する大規模な集会を呼びかけていて、会場周辺では集会に向けた準備が進められています。
この団体は、ことし6月、100万人以上が参加したとするデモ行進を2度主催していますが、警察は今回、デモ行進を認めていません。
集会に参加する32歳の男性は「香港にはデモの自由が認められているのに警察が制御していておかしい。香港政府が市民の要求に回答していれば今の状況には発展していない」と話していました。
会場周辺には警察官が配置されて抗議活動が過激化しないよう警戒を強める見通しですが、集会のあと、参加者たちが許可のないままデモ行進を始め、警察との衝突に発展することも懸念されます。
一方、香港に隣接する中国広東省深※センには、中国軍の指揮下にある武装警察が集結していて、抗議活動の広がりをけん制するねらいもあるとみられます。
※センは土偏に川
中国 武装警察の新たな訓練映像公開
中国軍の指揮下にある中国の武装警察が、警察とともにデモ隊を制圧する大規模な訓練を行ったとする新たな映像が公開されました。
映像は、香港メディアの中国版ツイッター、ウェイボーで公開されたもので、17日、香港に隣接する中国広東省の深センで、中国の武装警察と警察が合同で行ったとしています。
1分間の映像には、武装警察が盾などを持ち、多くの装甲車も出て、棒などを持った暴徒を制圧する訓練の様子が撮影されています。
香港では、政府に対する抗議活動の参加者と警察が激しく衝突する事態が相次いでいて、18日も大規模な抗議集会が行われることから、映像を公開することで抗議活動をけん制するねらいがあるとみられます。