「エトワール」は、フランス語で「星」や「花形」を意味し、オペラ座のバレエ団員の中でも非常に優れた一部のダンサーしかその地位に就くことはできません。
バレエ団によりますと、日本出身のダンサーで最高位に就いたのは、オニール八菜さんが初めてだということです。
「エトワール」への就任は、今月2日にオペラ座で開かれた公演の際に発表され、フランスのテレビ局は、会場から大きな拍手が送られたと伝えています。
オニール八菜さんは母親が日本人で、2009年にはスイスのローザンヌ国際バレエコンクールで1位になったほか、2016年には世界的に権威のあるロシアのバレエ賞、「ブノワ賞」の女性ダンサー部門で最優秀賞に選ばれました。
オペラ座のバレエ団は「新たなスターがバレエ界の天空で輝いている。おめでとう」とコメントし「エトワール」への就任を祝福しています。