アメリカと
韓国が
毎年春の
大規模な
合同軍事演習の
終了を
決めたことについて、
トランプ大統領は、
先月末の
米朝首脳会談の
前から
決定していた、と
明らかにしたうえで、
費用を
削減するためだと
改めて強調しました。
アメリカは
今月2日、
毎年春に
行ってきた
韓国との
大規模な
合同軍事演習を
実施せず、
代わりに
規模を
抑えた
部隊レベルで
合同訓練を
行うことを
発表しました。
合同演習の終了についてトランプ大統領は4日、ツイッターに「キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長との会談では話し合われていない。私はずっと前に決めていた」と書き込み、先月末の米朝首脳会談の前から決定していたことだと明らかにしました。
そのうえで終了の理由について「こうした『ゲーム』のためにあまりに多額の費用がかかっているためだ」と投稿し、費用を削減するためだったと改めて強調しました。
春の大規模演習を終了したことをめぐっては、北朝鮮がこれまで強く反発してきたことから、アメリカ国内では「北朝鮮に譲歩しすぎだ」との批判も上がっています。
トランプ大統領としては、演習の終了はあくまでも費用の問題で、首脳会談とは関係ないと強調することで、こうした批判をかわすねらいがあると見られます。