東京オリンピック・パラリンピック
組織委員会の
橋本会長がNHKの
単独インタビューに
応じ、
新型コロナウイルスの
感染が
続く中での
大会の
開催判断について「
医学や
科学の
知見を
踏まえなければ
納得してもらえない。
どうすれば
安心と
安全が
国民に
理解してもらえるかが
重要だ」と
述べ、
安心と
安全を
最優先に5
か月後の
大会開催を
目指す考えを
示しました。2
月18
日に
組織委員会の
会長に
就任した
橋本会長は25
日、
都内でNHKの
単独インタビューに
応じました。
橋本会長は、コロナの感染が続き開催をめぐり国民の賛否が分かれる中での大会の開催判断について「感染症がどこまで抑えられているのかが国民の1つの基準だと思う。医学や科学の知見を踏まえなければ納得してもらえない。どうすれば安心と安全が国民に理解してもらえるかが重要だ」と述べ、安心と安全を最優先に5か月後の大会開催を目指す考えを示しました。
また、観客をどうするかについては「政府や東京都とまさに協議しているところだが、国民に安心してもらうためにはできるだけ早く方向性を示したほうがいいと思う。開会式に聖火を運ぶための聖火リレーが3月25日にスタートするので、その前後にまず方向性を示す必要があるのではないか」と述べました。
そのうえで「この問題は早期に示す、この問題はもう少し状況を見てからでいいなど、問題によって示す期間は変わってくるのではないか」と述べ、海外からの受け入れや観客数の上限といった課題に応じて段階的に方向性を示していく可能性を示唆しました。
そして組織委員会の会長として目指す大会の姿について「東京大会を通じて社会の在り方が変わったんだという実感を持ってもらわなくては東京大会の意味や価値はないと思う。しっかりと東京都や政府などと連携したい」と述べました。