旧きゅう統一とういつ教会きょうかい 被害ひがい者しゃ救済きゅうさい法ほう成立せいりつ「宗教しゅうきょう2世せい」ら被害ひがい訴うったえる人ひとたちは

一方いっぽう、「あくまでこれがスタートです。今回こんかいの法律ほうりつに実効じっこう性せいがあるのかしっかり検証けんしょうしてほしいし、早はやい時期じきに見直みなおしも行おこなってほしい。宗教しゅうきょう2世せいの信教しんきょうの自由じゆうや人権じんけんが侵害しんがいされている問題もんだいは残のこっているので、そうした課題かだいについての議論ぎろんも続つづけてほしいです」と訴うったえました。

旧きゅう統一とういつ教会きょうかいに対にたいしては「被害ひがい者しゃの訴うったえを認みとめないと思おもうが、国くにが被害ひがい者しゃを救済きゅうさいするための法律ほうりつをつくったことをしっかりと受うけとめてほしい」と話はなしました。

さらに、小川おがわさんは「今後こんごも多おおくの方ほうにこの問題もんだいに関心かんしんをもってもらい、政府せいふには被害ひがい者しゃの声こえに耳みみを傾かたむけて頂いただきたいです」と話はなしました。

一方いっぽう、「配慮はいりょ義務ぎむか禁止きんし行為こういかの差さは大おおきく、禁止きんし行為こういとならなかったことは、非常ひじょうに不十分ふじゅうぶんで残念ざんねんに思おもう。マインドコントロールと言いわれている寄付きふについてどこまで規制きせいするか、今後こんごも検討けんとうを続つづけ、具体ぐたい的てきな方策ほうさくをとってほしい」と述のべました。

また、「信者しんじゃの家族かぞくや2世せいの被害ひがい救済きゅうさいという点てんでは、取り残とりのこされた問題もんだいが多おおい。今後こんごも被害ひがい者しゃの声こえを丁寧ていねいに聞きき、子こどもが親おやの寄付きふを取り戻とりもどす仕組しくみなど、さらに必要ひつような支援しえんについても少すこしでも早はやく検討けんとうしてほしい」と話はなしています。

また、「被害ひがい者しゃが新あたらしい法律ほうりつを理解りかいできないと被害ひがいの訴うったえが出でてくることが期待きたいできない。法律ほうりつで定さだめた要件ようけんの意味いみを国民こくみんに分わかりやすく伝つたえることが必要ひつようで、基準きじゅんが分わかりにくい部分ぶぶんは明あきらかにして、実効じっこう性せいのあるものにしてもらいたい」と指摘してきしました。

さらに、文部もんぶ科学かがく省しょうが宗教しゅうきょう法人ほうじん法ほうに基もとづく「質問しつもん権けん」を行使こうししたことなども踏ふまえて、「問題もんだいとなった法人ほうじんに対にたいして、宗教しゅうきょう法人ほうじん法ほうを使つかって業務ぎょうむの改善かいぜん命令めいれいや停止ていし命令めいれいを行おこなっていくことなどの検討けんとうも必要ひつようだ。今後こんごは、宗教しゅうきょう法人ほうじん法ほうの見直みなおしも含ふくめて議論ぎろんしていかないといけない」などと話はなし、被害ひがい者しゃの救済きゅうさいのために、より広ひろい法ほう整備せいびの議論ぎろんを進すすめていく必要ひつよう性せいを指摘してきしていました。

そのうえで、「救済きゅうさいにもつながる好こう循環じゅんかんを生み出うみだすには、要ようとなる消費しょうひ者しゃ庁ちょうが新あたらしい仕組しくみを使つかいこなせるかどうかにかかっている。相談そうだんを受け付うけつける全国ぜんこくの消費しょうひ生活せいかつセンターなど地方ちほうへの財政ざいせい支援しえんをはじめ、消費しょうひ者しゃ庁ちょうが情報じょうほうを分析ぶんせきして対応たいおうできるしっかりとした態勢たいせいを整ととのえることが重要じゅうようだ」と指摘してきしました。

また、新あたらしい法律ほうりつによって、従来じゅうらいの寄付きふ文化ぶんかが抑制よくせいされるのではないかと懸念けねんの声こえが上あがっていることから、「一般いっぱん企業きぎょうが行おこなっているような資金しきんの透明とうめい性せい確保かくほの観点かんてんから宗教しゅうきょう法人ほうじんが寄付きふ金きんの使つかいみちを明あきらかにするなど情報じょうほうを積極せっきょく的てきに開示かいじすることで信頼しんらいされる団体だんたいにこそ寄付きふが集あつまっていくことが望のぞましい」などと話はなし、問題もんだいとなる法人ほうじんについては、税制ぜいせい優遇ゆうぐう措置そちを停止ていしすることなども議論ぎろんしていく必要ひつようがあると指摘してきしました。