일본어 뉴스: 京アニ事件青葉容疑者が出廷し勾留理由説明京都地裁

京きょうアニ事件じけん青葉あおば容疑ようぎ者しゃが出廷しゅっていし勾留こうりゅう理由りゆう説明せつめい京都きょうと地裁ちさい

Jun 9, 2020 16:06

Furigana

「京都きょうとアニメーション」の放火ほうか殺人さつじん事件じけんで逮捕たいほされた青葉あおば真司しんじ容疑ようぎ者しゃに、勾留こうりゅうの理由りゆうを明あきらかにする手続てつづきが容疑ようぎ者しゃ本人ほんにんも出廷しゅっていして京都きょうと地方ちほう裁判所さいばんしょで始はじまりました。重おもいやけどのため、法廷ほうてい内ないにストレッチャーに寝ねたままで手続てつづきを進すすめる異例いれいの形かたちになっています。去年きょねん7月つき、京都きょうと市し伏見ふしみ区くにある京都きょうとアニメーションの第だい1スタジオが放火ほうかされた事件じけんでは、社員しゃいん36人にんが死亡しぼう、33人にんが重軽傷じゅうけいしょうを負おいました。

この事件じけんで、先月せんげつ27日にちに放火ほうかや殺人さつじんなどの疑うたがいで逮捕たいほされ、大阪おおさか拘置こうち所しょに勾留こうりゅうされている青葉あおば真司しんじ容疑ようぎ者しゃ（42）について、勾留こうりゅうを認みとめた理由りゆうを明あきらかにする手続てつづきが、午後ごご4時じすぎから京都きょうと地方ちほう裁判所さいばんしょで始はじまりました。

事件じけんの際さいに負おった重おもいやけどで、ほとんど寝ねたきりの状態じょうたいの青葉あおば容疑ようぎ者しゃ本人ほんにんも出廷しゅっていしています。

大阪おおさか拘置こうち所しょから車くるまで移送いそうされ、法廷ほうていにはストレッチャーに寝ねたままの状態じょうたいで入はいる、異例いれいの形かたちで進すすめられています。

手続てつづきは1時間じかんほどで終おわる見通みとおしで、裁判官さいばんかんが勾留こうりゅうを認みとめた理由りゆうを説明せつめいしたあと弁護士べんごしと検察けんさつもそれぞれ意見いけんを述のべるとみられます。

法廷ほうていで青葉あおば容疑ようぎ者しゃは

青葉あおば容疑ようぎ者しゃはストレッチャーに乗のせられ、寝ねかされた状態じょうたいで入廷にゅうていしました。

マスクをつけ青あおいガウンを着きていて、体からだには布ぬのやタオルがかけられていました。落ち着おちついたようすで天井てんじょうを見みつめていましたが、表情ひょうじょうは確認かくにんできませんでした。

そして手続てつづきの冒頭ぼうとう、裁判官さいばんかんから氏名しめいを確認かくにんされると寝ねたままの状態じょうたいで「青葉あおば真司しんじです」と答こたえていました。職業しょくぎょうについては「無職むしょくです」と述のべ、生年月日せいねんがっぴや住所じゅうしょなどについてもはっきりと答こたえていました。

裁判官さいばんかん「証拠しょうこの隠滅いんめつや逃亡とうぼうのおそれあると判断はんだん」

青葉あおば容疑ようぎ者しゃの勾留こうりゅうを認みとめた理由りゆうについて、京都きょうと地方ちほう裁判所さいばんしょの鵜飼うかい奈美なみ裁判官さいばんかんは「事案じあんの性質せいしつや内容ないよう、供述きょうじゅつや精神せいしん状態じょうたいなどから、証拠しょうこの隠滅いんめつや逃亡とうぼうするおそれがあると判断はんだんした」と説明せつめいしました。

そのうえで、「第だい三さん者しゃを介かいして証拠しょうこを隠滅いんめつするおそれがあると判断はんだんした。逃亡とうぼうについても、事案じあんの性質せいしつや本人ほんにんの心情しんじょうなどを考かんがえると、第三者だいさんしゃを介かいして、逃亡とうぼうするおそれがあると考かんがえた」と述のべました。

傍聴ぼうちょう希望きぼうで165人にん並ならぶ倍率ばいりつ6.6倍ばいに

京都きょうと地方ちほう裁判所さいばんしょでは、朝あさ早はやくから傍聴ぼうちょう券けんを求もとめる人ひとたちが、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん防止ぼうし対策たいさくのため、間隔かんかくをあけて並ならびました。

裁判所さいばんしょによりますと、25席せきの傍聴ぼうちょう席せきに対にたいして165人にんが並ならび、倍率ばいりつは6.6倍ばいでした。

傍聴ぼうちょう券けんを求もとめて並ならんだ京都大きょうとだい学がく3年ねんの男子だんし学生がくせいは「青葉あおば容疑ようぎ者しゃがどのような動機どうきで事件じけんを起おこしたか知しりたいです。本人ほんにんの身体しんたい状況じょうきょうのほか、被害ひがい者しゃや遺族いぞくに対にたいしてどのような思おもいを持もっているのかも気きになります」と話はなしていました。

また、京都きょうと市し上京かみぎょう区くから訪おとずれた40代だいの男性だんせいは「勾留こうりゅうする必要ひつようはないと思おもっています。本人ほんにんが出廷しゅっていするか、どういう状態じょうたいなのか、また、どのような心境しんきょうで何なにを語かたるのかに着目ちゃくもくしたいです」と話はなしていました。