都心の1
等地の
売買で
地面師グループが55
億円を
だまし取った
罪に
問われた
事件で、
一時、フィリピンに
逃亡した
被告に対し、
東京地方裁判所は
懲役11
年を
言い渡しました。
東京・品川区のJR五反田駅近くにある土地の売買で地面師グループの10人が積水ハウスからおよそ55億円をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われた事件で、カミンスカス操被告(60)は、フィリピンに2か月余り逃亡したあと、逮捕・起訴されました。
裁判で被告は無罪を主張し、検察は懲役14年を求刑していました。
10日の判決で、東京地方裁判所の守下実裁判長は「被告は取り引きの場で地主になりすました女に付き添い、取引条件などの交渉を進めるとともに、地主役がにせ者だと発覚しないようにしていた」と指摘しました。
そのうえで「組織的犯行の中で相手をだます中心的な存在として重要な役割を果たした」として、懲役11年を言い渡しました。