気象庁と
国土交通省は24
日午後、
今後の
大雪の
見通しや
警戒すべき
点について
説明しました。
25日から28日ごろにかけて日本海側を中心に大雪となり、太平洋側の平地でも雪が積もるおそれがあります。
広範囲の通行止めや大規模な車の立往生などが発生する可能性があり、最新の情報に注意して早めに対策を進めるよう呼びかけています。
気象庁によりますと25日以降、日本の上空に強い寒気が流れ込んで、北日本から西日本の日本海側を中心に広い範囲で雪が降る見込みです。
大雪に警戒が必要な期間は、
▽関東甲信が25日から27日にかけて、
▽北陸が26日から28日にかけて、
▽東海と近畿、中国地方、九州北部が26日と27日、
▽九州南部が26日としています。
特に北陸で予想される降雪量は、
▽26日正午までの24時間で60センチから80センチ、
▽27日正午までの24時間で70センチから100センチと、
大雪警報を発表する基準をかなり上回る量を見込んでいます。
気象庁予報課気象監視・警報センターの足立勇士所長は「この冬も強い寒気が何回か入ってきているが、それらと比べて今回は強く、規模が大きいため“しつこい”寒気と言える。大雪警報になる可能性も高く、その範囲も広いので、本格的な雪のシーズンが訪れたと考えて早めの備えを進めてほしい」と話していました。
「大雪に対する緊急発表」車の立往生に警戒を
国土交通省と
気象庁が24
日午後発表した「
大雪に対する
緊急発表」によりますと、25
日から28
日ごろにかけて、
特に積雪が
多くなる日本海側を
中心に
車の
立往生が
発生する
おそれが
あるとしています。
このため、大雪が予想される地域では不要不急の外出を控えるほか、車を運転する場合には冬用タイヤやチェーンの装着を徹底するよう強く呼びかけています。
また、冬用タイヤをつけている場合でも、劣化や摩耗がないか確認しておくよう呼びかけています。
そのうえで、雪の状況によっては広範囲で通行止めとなる可能性があるほか、高速道路と合わせて、並行して走る国道なども同時に通行止めとするおそれがあるとしてう回路や通行ルートの見直しも求めています。
さらに、事業用の車が冬用タイヤやチェーンを装着せずに立往生した場合、悪質なケースについては行政処分を行う可能性もあるとしています。
国土交通省水管理・国土保全局防災課の朝堀泰明課長は「立往生が長時間続けば、一酸化炭素中毒などによりドライバーが命を落とす危険性もあるほか、燃料が切れて暖をとれなくなるおそれもある。この期間は不要不急の外出は控え、やむをえず外出する場合は、冬用タイヤやチェーンを装着し余裕を持って行動してほしい」と話しています。
2000台超も…相次ぐ立往生
大雪のたびに
各地で
発生しているのが
車の
立往生です。
昨シーズンは立て続けに起きました。
去年12月、群馬県や新潟県の山沿いを中心に24時間の降雪量が100センチを超え、関越自動車道では最大およそ2100台の立往生が発生しました。
ことし1月には、福井県や石川県で6時間に30センチ以上の降雪が観測されるなど、北陸を中心に短期間で雪が増え、北陸自動車道でおよそ1600台が立往生しました。
また、2017年1月には発達した雪雲が山陰地方を中心にかかり続け、西日本で大雪となりました。
鳥取県大山では1日で積雪が95センチも増え、鳥取自動車道や国道でも立往生が起きています。
立往生はひとたび発生すると短時間で規模が拡大し、解消までに長い期間かかることがあります。
昨シーズンの2つのケースではいずれも通行止めの解除までに2日以上かかり、車内で脱水症状となるなどして病院に運ばれる人も相次ぎました。
立往生に注意! ポイントは
大雪の
際には、
積雪や
見通しがきかない
吹雪などによる
車のスリップ
事故や
立往生の
危険性が
高くなります。
走行できない車が1台でも発生すると、長時間の立往生につながるおそれがあります。
大雪が予想される地域では、不要不急の車の利用は控えるようにしてください。
【事故や立往生起きやすい道路】
スリップ
事故や
立往生が
発生しやすいのは
次のような
ケースです。
□吹雪で見通しが悪い。
□急激に雪が強まる。
□冷え込む夜間や明け方。
□道路脇などの吹きだまり。
□わずかでも雪が積もった坂道。
また、気温が低くなると、路面が黒く凍っていないように見えても表面の水分が凍結した「ブラックアイスバーン」と呼ばれる状態となり、スリップ事故の危険性が高まるため、注意が必要です。
【車利用の場合は】
やむをえず
車を
利用する
場合は、
以下の
対策をしてください。
□冬用タイヤやチェーンを装着。
□速度を落とす。
□急発進・急ブレーキ・急ハンドルは避ける。
□車間距離を十分に取る。
□時間に余裕を持って行動する。
□防寒具やスコップ、水、食糧、簡易トイレ、滑り止めの砂など非常用品を車に乗せておく。
【気象庁サイトのチェックを】
大雪による
立往生は
昨シーズンに
相次ぎました。
当時、立往生を経験したドライバーからは「自分が立往生に遭遇するとは思わなかった」という声が聞かれました。
外出の際には最新の気象情報をチェックしておきましょう。
雪の予想は気象庁のウェブサイトで確認できます。
トップページの「大雨・大雪」のアイコンを選択し、「今後の雪」から地域の1時間ごとの降雪量や積雪の深さの予報を、6時間先まで確認することができます。
降雪量と積雪の深さはそれぞれ地図上、5キロ四方で色づけされて表示されますが雪の量が予想より多くなることもあります。
また、気象情報では各地域の雪の見通しや降雪・積雪の予想を確認できます。
※気象庁「今後の雪」URLはこちら
https://www.jma.go.jp/bosai/snow/
【立往生した場合は?】
もしも立往生した
場合は、
以下の
対応を
取ると
安全性が
高まります。
□可能ならば近くの安全な施設へ移動。
□防寒具を着用しなるべくエンジンを切る。
□排気ガスの流入を防ぐためマフラー周りを除雪する。
車を離れる場合は、カギを着けたままにするか分かりやすい場所に置いてください。
【エコノミークラス症候群の防止も】
狭い座席で
長時間同じ姿勢のままでいると
血流が
悪くなり、
血の
固まりができてエコノミークラス
症候群の
危険性が
高まります。
以下の点に心がけ、定期的に体を動かしましょう。
□足の指を閉じたり開いたりする。
□足首を回す。
□つま先を引き上げ足首の曲げ伸ばしをする。
□ふくらはぎや足首をマッサージする。
□背伸びや上半身をひねる。
□水分を補給する。
体調が悪くなったら迷わず救助を要請してください。
歩行中の転倒や交通事故でのけが人も続出
ふだん
雪が
少ない地域では
雪道や
凍った
路面に
慣れていない
人も
多く、
予想される
雪の
量が
少なくても
事故やけがに
注意が
必要です。
2016年1月には西日本に強い寒気が流れ込み、長崎市で17センチ、鹿児島市で14センチなどとふだん雪の少ない九州の都市部でも雪が積もりました。
九州では歩行中に凍結した路面で転倒するなどして200人以上がけがをしたほか、福岡市では乗用車など10台以上が絡む事故が起きるなど各地でスリップとみられる事故が多発しました。
雪のピークがすぎても要注意
雪のピークがすぎたあとも
気は
抜けません。
大雪による死者が最も多いのは『除雪作業中』の事故です。
総務省消防庁によると昨シーズンだけで95人が死亡し、このうち8割以上が65歳以上の高齢者です。
安全帯などの装備を整えたうえで作業は2人以上で行い、家族や近所で声をかけあって無理のない作業を心がけるようにしましょう。
雪が少ない地域でも気をつけたい被害と対策
注意点をまとめました。
【歩行中の転倒】
まず、
気をつけたいのは
積雪や
路面の
凍結による
歩行中の
転倒です。
特にあまり雪に慣れていない地域では思わぬ大けがをすることもあります。
□革靴やスニーカーを避ける。
□底に溝のある滑りにくい靴や滑り止めの付いた靴を履く。
□歩幅を小さくする(ペンギン歩き)。
□靴の裏全体を地面につけて歩く。
□リュックサックなどで両手を自由にする。
□転んだときの衝撃をやわらげるため手袋や帽子を着用する。
□転ぶときはお尻から。
特に横断歩道(白線の上)や坂道、道路脇、歩道橋、日陰、駐車場や地下街の出入り口などは注意が必要です。
雪がとけて無くなったと思っても、冷え込むと路面が凍って滑りやすくなっている場合があります。
路面の状況をよく確認し、慎重に歩くようにしましょう。
【冬用タイヤやチェーン装着を】
自動車のスリップ
事故や
大規模な
立往生は
雪の
多い地域だけの
問題ではありません。
過去には西日本でもたびたび発生しています。
まず確認したいのは「冬用タイヤ」「タイヤチェーン」の準備です。
夏用タイヤで雪道を走るのは非常に危険なうえ、スリップすると事故や渋滞につながります。
すでに冬用タイヤに交換した人も摩耗していないか、今一度確認してください。
不要不急の外出を控え、どうしても移動する必要がある際には、雪や路面の状況をよく注意して車を運転してください。
□急発進、急ブレーキ、急ハンドルはしない
□十分な車間距離を取る
□橋やトンネルの出入り口は凍結しやすい
□ぬれた路面に見えて凍結していることも(ブラックアイスバーン)
□いつも以上に余裕を持ったスケジュールを立てる
【水道管の凍結対策も忘れずに】
気温が
氷点下に
なると、
水道管が
凍結したり
破裂したりする
おそれがあります。
水道管の凍結が起きやすいのは、こんなときやこんな場所。
□最低気温がマイナス4度以下
□旅行で留守にするなど長時間使用しないとき
□屋外に露出している水道管(特に北向きの日陰や風が強い場所)
気温の低下が予想される場合は、以下の対策をしておきましょう。
▽水道管が直接外気に触れないよう、毛布などの保温材を巻きつける
▽水抜き栓を開けておく(設備がある場合)
(凍結してしまったら?)
水道管にタオルなどを巻き、ぬるま湯をゆっくりとかけてとかすようにしてください。
※熱湯をかけると凍った水が膨張して水道管が破損するおそれがあります。
万が一、断水した場合に備えて飲料水や浴槽に水をためておくと安心です。
タイ・カンボジア 合意した停戦が発効 緊張緩和が進むかが焦点
国境地帯で武力衝突を続けてきたタイとカンボジアが28日、マレーシアなどの仲介で無条件の停戦で合意したのを受けて、日本時間の29日午前2時に停戦が発効しました。その後、双方の衝突に関する情報は伝えられておらず、今後、緊張の緩和が進むのかが焦点となります。
N2
Source: NHK
936
Jul 29, 2025 05:07
日銀 金融政策決定会合 政策金利を据え置く方向で議論の見通し
日銀は31日、2日目の金融政策決定会合を開きます。日銀内では、トランプ政権の関税措置をめぐる日米交渉の合意で不確実性は低くなったという受け止めがある一方、企業収益などに与える影響を見極めたいという意見も多く、会合では政策金利を据え置く方向で議論が行われる見通しです。
N2
Source: NHK
442
Jul 31, 2025 06:07
米FRB 利下げを見送り 政策金利の据え置き決定 5会合連続
アメリカのFRB=連邦準備制度理事会は金融政策を決める会合を開き、30日、利下げを見送り、政策金利を据え置くことを決定したと発表しました。ただ、2人の理事が利下げを支持して反対する異例の状況にもなっていて、関税措置による影響が広がっているとの懸念も出る中、今後の利下げをめぐる判断が焦点となります。
N1
Source: NHK
245
Jul 31, 2025 07:07
自民党両院議員総会を来週後半にも開催の方向で調整
参議院選挙の敗北を受けて自民党は、来週後半にも両院議員総会を開く方向で調整を進めています。総会を通じてみずからへの辞任圧力を強めようとする動きもある中、石破総理大臣としては、丁寧に説明を続け、続投への理解を重ねて求めていく考えです。
N1
Source: NHK
141
Jul 30, 2025 05:07
Cette fonctionnalité est uniquement disponible pour les utilisateurs enregistrés!
Connexion
or
S'inscrire
Premium feature
Vous devez passer à un compte premium pour utiliser cette fonctionnalité
Êtes-vous sûr de vouloir repasser le test?
Vous avez atteint la limite pour aujourd'hui
Veuillez mettre à niveau votre compte pour lire des journaux en illimité