Actualités japonaises: 将棋渡辺二冠が「名人」初獲得再び「三冠」に

将棋しょうぎ渡辺わたなべ二に冠かんが「名人めいじん」初はつ獲得かくとく再ふたたび「三さん冠かん」に

Aug 15, 2020 20:08

Furigana

将棋しょうぎの八はち大だいタイトルの1つ、「名人めいじん戦せん」の七なな番ばん勝負しょうぶで、挑戦ちょうせん者しゃの渡辺わたなべ明あきら二に冠かんがタイトルを持もつ豊島としま将之まさゆき二に冠かんを破やぶって自身じしん初はつとなる「名人めいじん」のタイトルを獲得かくとくし、現在げんざいの棋士きしで最多さいたの「三さん冠かん」に返り咲かえりざきました。新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで開幕かいまくが2か月かげつ延期えんきされた第だい78期き名人めいじん戦せんの七なな番ばん勝負しょうぶは、タイトルを持もつ豊島としま将之まさゆき二に冠かん（30）に、初はじめての名人めいじん挑戦ちょうせんとなる渡辺わたなべ明あきら二に冠かん（36）が挑いどみ、ここまで渡辺わたなべ二に冠かんが3勝しょう2敗はいとしてタイトル獲得かくとくまであと1勝しょうに迫せまっていました。

14日にちから大阪おおさかの関西かんさい将棋しょうぎ会館かいかんで行おこなわれた第だい6局きょくは、中盤ちゅうばん以降いこう、渡辺わたなべ二に冠かんがリードする展開てんかいとなり、15日にち午後ごご5時じ38分ふん、99手てまでで豊島としま二に冠かんを投了とうりょうに追い込おいこみ、渡辺わたなべ二に冠かんが4勝しょう2敗はいで「名人めいじん」のタイトルを奪うばいました。

渡辺わたなべさんは、平成へいせい16年ねんに20歳さいで「竜王りゅうおう」を獲得かくとくして以来いらい、これまでに通算つうさん25期きのタイトルを獲得かくとくし、長ながく、トップ棋士きしとして活躍かつやくしていますが、「名人めいじん」を獲得かくとくするのは今回こんかいが初はじめてです。

また、先月せんげつ、棋聖きせい戦せんの五ご番ばん勝負しょうぶで藤井ふじい聡さとし太ふとし棋聖きせい（18）にタイトルを奪うばわれて「二に冠かん」に後退こうたいしていましたが、今回こんかいの名人めいじん獲得かくとくで、1か月かげつぶりに現在げんざいの棋士きしで最多さいたの「三さん冠かん」に返り咲かえりざきました。