ｉＰｈｏｎｅ新しん製品せいひんを発表はっぴょう 画面がめんサイズ最大さいだいも

初代しょだいモデルの発売はつばいから10周年しゅうねんにあたる去年きょねん、発表はっぴょうされた「Ｘえっくす」の後継こうけい機種きしゅとして画面がめんが5.8インチの「ｉＰｈｏｎｅ ＸえっくすＳえす」と、画面がめんがこれまででもっとも大おおきい6.5インチの「ｉＰｈｏｎｅＸＳ Ｍａｘ」を披露ひろうしました。

いずれもディスプレーには鮮あざやかな色彩しきさいが表現ひょうげんできる有機ゆうきＥい-Ｌえるパネルが使つかわれ、カメラ機能きのうを向上こうじょうさせたということです。このうち最高さいこう機種きしゅの「ｉＰｈｏｎｅＸＳ　Ｍａｘ」は価格かかくが12万まん4800円えんからで今月こんげつ14日にちから予約よやくの受け付うけつけを始はじめ、21日にちに発売はつばいするということです。顧客こきゃく層そうを広ひろげるために価格かかくを抑おさえたという機種きしゅもあわせて披露ひろうしました。

アップルのティム・クックＣＥＯは発表はっぴょう会かいで、「ｉＰｈｏｎｅを新あらたなレベルに持もって行いく。最先端さいせんたんの端末たんまつとなる」と述のべました。

アップルは高こう価格かかく帯たいのｉＰｈｏｎｅの売り上うりあげの増加ぞうかに支ささえられて好調こうちょうな決算けっさんが続つづいており、先月せんげつ、会社かいしゃの規模きぼをみる指標しひょうの時価じか総額そうがくがアメリカ企業きぎょうとして初はじめて１いち兆ちょうドルを突破とっぱしました。

新しん製品せいひんの売れ行うれゆきはアップルに部品ぶひんを供給きょうきゅうする日本にっぽんのメーカーの業績ぎょうせきにも大おおきく影響えいきょうするだけに消費しょうひ者しゃの受け止うけとめが注目ちゅうもくされます。

新しん製品せいひんの詳細しょうさいは

新しん製品せいひんは初代しょだいｉＰｈｏｎｅの発売はつばいから10周年しゅうねんを記念きねんして、去年きょねん、発売はつばいされた「ｉＰｈｏｎｅ Ｘえっくす」の後継こうけいで３みっつの機種きしゅがあります。

「ｉＰｈｏｎｅ ＸえっくすＳえす」は、画面がめんの大おおきさが5.8インチで価格かかくは11万まん2800円えんから、画面がめんがこれまででもっとも大おおきい6.5インチの「ｉＰｈｏｎｅＸＳ Ｍａｘ」は、価格かかくが12万まん4800円えんからで、どちらも今月こんげつ14日にちから予約よやくの受け付うけつけを始はじめ、21日にちに発売はつばいするということです。

２ふたつの機種きしゅとも色いろ鮮あざやかな色彩しきさいが表現ひょうげんできる有機ゆうきＥい-Ｌえるパネルが使つかわれているほか、撮影さつえいした画像がぞうの背景はいけいなどをあとからぼかすことができるようにしてカメラの機能きのうを向上こうじょうさせたとしています。

一方いっぽう、画面がめんが液晶えきしょうディスプレーで6.1インチの「ｉＰｈｏｎｅ ＸえっくすＲあ-る」も発表はっぴょうされました。こちらは価格かかくが８はち万まん4800円えんからで、来月らいげつ19日にちから予約よやくの受け付うけつけを始はじめ、26日にちに発売はつばいするとしています。

３みっつの機種きしゅとも端末たんまつのほぼ全体ぜんたいを画面がめんにするため、多おおくの動作どうさの起点きてんとなるホームボタンはなく、画面がめんにのせた指ゆびを下したから上うえに動うごかすことでホーム画面がめんを表示ひょうじできます。ロックを解除かいじょする方法ほうほうは搭載とうさいされたカメラで持ち主もちぬしの顔かおをあらかじめ登録とうろくし、顔かおで本人ほんにんかどうか認証にんしょうします。

一方いっぽう、３さん年ねん前まえに発売はつばいされた腕うで時計とけい型がたの端末たんまつのアップルウォッチも刷新さっしんされます。

画面がめんが30％ほど大おおきくなったほか、これまで以上いじょうに操作そうさを簡単かんたんにできるのが特徴とくちょうだということです。価格かかくは４よん万まん5800円えんからで、今月こんげつ14日にちから予約よやくの受け付うけつけを始はじめ、21日にちに発売はつばいするとしています。

アップルウォッチは、中国ちゅうごくで生産せいさんしているためトランプ大統領だいとうりょうが検討けんとうしている中国ちゅうごくからの輸入ゆにゅう品ひんに高たかい関税かんぜいをかける制裁せいさい措置そちの対象たいしょうに含ふくまれています。アップルは関税かんぜいが値上ねあげにつながるとして、対象たいしょうから外はずすよう求もとめています。

単価たんか引き上ひきあげで収益しゅうえき確保かくほか

アメリカの調査ちょうさ会社かいしゃＩＤＣによりますと、ことし４月しがつから６月ろくがつまでの３さんか月かげつ間かんに世界せかいで出荷しゅっかされたスマートフォンの台数だいすうは３さん億おく4200万まん台だいでした。

メーカー別べつのシェアは、韓国かんこくのサムスン電子でんしが20.9％で首位しゅいを維持いじし、次ついで中国ちゅうごくのファーウェイが15.8％で、前まえの３さんか月かげつ間かんの３さん位いから２に位いに浮上ふじょう。アップルは12.1％で３さん位いに後退こうたいしました。

ＩＤＣによりますと、アップルが３さんか月かげつ間かんの出荷しゅっかのシェアで３さん位いとなったのは2010年ねんの同おなじ時期じき以来いらい８はち年ねんぶりです。また４よん位いは急きゅう成長せいちょうしている中国ちゅうごくのシャオミで9.3％、５ご位いは半年はんとし前まえに日本にっぽんでも販売はんばいを始はじめた中国ちゅうごくのＯＰＰＯが8.6％で続つづき、割安わりやすなスマートフォンを販売はんばいする中国ちゅうごくメーカーの躍進やくしんが目立めだっています。

一方いっぽう、アップルによりますと、この期間きかんに販売はんばいされたｉＰｈｏｎｅの平均へいきん単価たんかは724ドル（８はち万まん円えん余あまり）で、前まえの年としの同おなじ時期じきと比くらべて19％以上いじょう、上あがっています。

アップルはシェアの拡大かくだいよりも平均へいきん単価たんかの引き上ひきあげによって、収益しゅうえきの確保かくほを狙ねらっているとみられます。