일본어 뉴스: 海技教育機構保有の土地と建物国への返還求める会計検査院

海うみ技わざ教育きょういく機構きこう保有ほゆうの土地とちと建物たてもの国くにへの返還へんかん求もとめる会計かいけい検査けんさ院いん

Oct 13, 2020 12:10

Furigana

船ふねの乗組のりくみ員いんを養成ようせいする独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじんが東京とうきょうに保有ほゆうしている施設しせつが、3年ねん以上いじょうにわたって本来ほんらいの目的もくてきで使つかわれていないとして、会計かいけい検査けんさ院いんが、土地とちと建物たてものを速すみやかに国くにに返還へんかんするよう求もとめたことが分わかりました。

この施設しせつは、航海こうかいの訓練くんれんを通をつうじて商船しょうせんなどの乗組のりくみ員いんを養成ようせいする独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん「海うみ技わざ教育きょういく機構きこう」が東京とうきょう中央ちゅうおう区く勝かちどきに保有ほゆうしている「乗船じょうせん事務じむ室しつ」です。

昭和しょうわ42年ねんに建たてられたこの施設しせつは、当初とうしょ、大型おおがたの練習れんしゅう船せんが周辺しゅうへんの岸壁がんぺきに接岸せつがんできなかったため、施設しせつの近ちかくに係留けいりゅうした小型こがたの船ふねが沖合おきあいの練習れんしゅう船せんとの間まを往復おうふくして、実習じっしゅう生せいらの上陸じょうりく拠点きょてんの役割やくわりを果はたしていました。

しかし、会計かいけい検査けんさ院いんが施設しせつの利用りよう実態じったいを調しらべたところ、周辺しゅうへんの開発かいはつが進すすみ練習れんしゅう船せんが近ちかくの岸壁がんぺきに接岸せつがんできるようになったほか、公共こうきょう交通こうつう機関きかんも整備せいびされたため、少すくなくとも3年ねん以上いじょうにわたって本来ほんらいの目的もくてきで使つかわれていなかったと判断はんだんしたということです。

海うみ技わざ教育きょういく機構きこうは、船ふねの点検てんけんを担当たんとうする人ひとの着替きがえや職員しょくいんの打ち合うちあわせ場所ばしょとして活用かつようしていたとしていますが、土地とちと建物たてものの帳簿ちょうぼ上じょうの価格かかくはおよそ4億おく5000万まん円えんに上のぼっていて、会計かいけい検査けんさ院いんは、当初とうしょの役割やくわりを終おえたとして、土地とちと建物たてものを速すみやかに国くにに返還へんかんするよう求もとめました。