米自動車大手フォード・モーターは2019年からファストフード大手マクドナルドと提携して、ヘッドライトのハウジングにコーヒー豆のかす(チャフ)を使用する取り組みを進めています。
チャフは焙煎の過程で剥がれるコーヒー豆の薄皮のことで、フォードはこれを一部の車で使われるプラスチック製のヘッドライトハウジングに組み込む方針です。マクドナルドは自社で焙煎は行っていませんが、フォードと供給業者とを橋渡しする役割を担います。
消費者の間でプラスチック汚染や二酸化炭素排出に対する懸念が強まるなか、企業は近年、環境への影響の低減を目標に掲げてきました。また、消費財製造に使う持続可能な素材の開発も進めています。