自民党の
河井案里議員の
陣営による
選挙違反事件で、
広島地方検察庁は
議員の
秘書らを
来週、
公職選挙法違反の
罪で
起訴したうえで、
議員本人の
当選を
無効とする
連座制の
適用に
向けて
迅速な
審理を
求める「
百日裁判」を
申し立てる
方向で
検討していることが
関係者への
取材でわかりました。
河井案里議員の
陣営を
巡っては
案里議員の
公設第二秘書、
立道浩容疑者(54)や
夫の
河井克行前法務大臣の
政策秘書、
高谷真介容疑者(43)ら
3人が
去年7月の
参議院選挙で、
いわゆるウグイス
嬢14
人に
規定を
超える報酬を
支払ったとして、
今月3日、
広島地検に
逮捕され、
検察は
それぞれの
権限や
役割などを
調べてきました。
その結果、勾留期限となる来週24日、秘書らを公職選挙法違反の運動員買収の罪で起訴したうえで、案里議員の当選を無効とする連座制の適用に向けて、起訴から100日以内に判決を出すよう求める「百日裁判」を裁判所に申し立てる方向で検討していることが関係者への取材でわかりました。
対象者の有罪が確定し、検察が連座制の適用を求める裁判を起こして認められれば、当選が無効となります。
一方、検察は河井議員夫妻から任意で複数回、事情を聴いていて、河井前大臣が選挙違反に関与していないかどうかなど、実態解明を進めています。