Actualités japonaises: 福田財務次官セクハラ報道「事実と異なる」と否定

福田ふくだ財務ざいむ次官じかんセクハラ報道ほうどう「事実じじつと異ことなる」と否定ひてい

Apr 16, 2018 14:04

Furigana

財務省ざいむしょうの福田ふくだ淳一じゅんいち事務じむ次官じかんが複数ふくすうの女性じょせい記者きしゃに対にたいしてセクハラと受うけとられる発言はつげんを繰り返くりかえしていたと報ほうじられたことについて財務省ざいむしょうは、福田ふくだ次官じかんが「事実じじつと異ことなる」と報道ほうどうを否定ひていしていることを明あきらかにしました。財務省ざいむしょうは、事実じじつ関係かんけいを解明かいめいするため弁護士べんごしに委託いたくして調査ちょうさすると発表はっぴょうしました。財務省ざいむしょうの福田ふくだ事務じむ次官じかんは複数ふくすうの女性じょせい記者きしゃに対にたいし、セクハラと受け取うけとられる発言はつげんを繰り返くりかえしていたと先週せんしゅう、「週刊しゅうかん新潮しんちょう」に報ほうじられ、財務省ざいむしょうは、１いち６ろく日にち、福田ふくだ次官じかんに行いった聞きき取とりや今後こんごの対応たいおうを発表はっぴょうしました。

まず聞き取ききとりに対にたいして、福田ふくだ次官じかんは、週刊しゅうかん誌しで報ほうじられたようなやり取やりとりをしたことはなく、会食かいしょくをしたおぼえもない、などと否定ひていし、「報道ほうどうは事実じじつと異ことなるものであり、名誉めいよ毀損きそんに当あたることから提訴ていそすべく準備じゅんびを進すすめている」と答こたえています。

そのうえで自身じしんの進退しんたいについては「反省はんせいの上うえ、緊張きんちょう感かんを持もって職務しょくむに取り組とりくんでまいりたい」と答こたえ、辞任じにんする考かんがえはないことを示しめしています。

一方いっぽう、これに対にたいして財務省ざいむしょうは、聞き取ききとりは福田ふくだ次官じかんの部下ぶかにあたる官房かんぼう長ちょうが行おこなったことから、財務省ざいむしょうとして、客観きゃっかん性せいを担保たんぽするため弁護士べんごしに委託いたくして福田ふくだ次官じかんへの調査ちょうさを続つづけることを発表はっぴょうしました。

また財務省ざいむしょうは、福田ふくだ次官じかんへの聞き取ききとりだけでは事実じじつ関係かんけいの解明かいめいは困難こんなんだとして、財務省ざいむしょうの記者きしゃクラブに加盟かめいする報道ほうどう各社かくしゃの中なかで福田ふくだ次官じかんと週刊しゅうかん誌し報道ほうどうのようなやり取やりとりをした女性じょせい記者きしゃがいれば調査ちょうさに協力きょうりょくしてほしいと要請ようせいしました。

福田ふくだ次官じかん昭和しょうわ５ご７なな年ねん入省にゅうしょう

福田ふくだ淳一じゅんいち事務じむ次官じかんは、昭和しょうわ５ご７なな年ねんに当時とうじの大蔵省おおくらしょうに入省にゅうしょうし、財務省ざいむしょうの人事じんじや官邸かんていとの調整ちょうせいを行おこなう官房かんぼう長ちょうや、予算よさん編成へんせいを取とりしきる主計しゅけい局長きょくちょうなど、省内しょうないの主要しゅようポストを歴任れきにんしました。

そして去年きょねん７月しちがつに財務ざいむ官僚かんりょうトップの事務じむ次官じかんに就任しゅうにんし、決裁けっさい文書ぶんしょの改かいざん問題もんだいでは内部ないぶ調査ちょうさや再発さいはつ防止ぼうし策さくの取とりまとめなどを指揮しきする立場たちばにあります。

福田ふくだ次官じかんの任命にんめい権けん者しゃにあたる麻生あそう副ふく総理そうり兼けん財務ざいむ大臣だいじんは、週刊しゅうかん誌しの報道ほうどうについて、先週せんしゅう１いち３さん日にち、「事実じじつならセクハラという意味いみではアウトだ」と述のべていました。また「この種たねの話はなしが今いまのこういう状況じょうきょうの中なかで出でてくること自体じたい、緊張きんちょう感かんに欠かいている」として決裁けっさい文書ぶんしょの改かいざん問題もんだいで財務省ざいむしょうが批判ひはんされる中なか、緊張きんちょう感かんが足たりないと、福田ふくだ次官じかん本人ほんにんに口頭こうとうで注意ちゅういしていました。

ただ麻生あそう副ふく総理そうりは「本人ほんにんの長ながい間まの実績じっせきなどを踏ふまえればその１いち点てんだけで能力のうりょくに欠かけるという話はなしではない」と述のべて、処分しょぶんなどを考かんがえる必要ひつようはないという認識にんしきを示しめしていました。

新潮社しんちょうしゃ「記事きじがすべて見解けんかいは次号じごうで」

財務省ざいむしょうの福田ふくだ淳一じゅんいち事務じむ次官じかんが「報道ほうどうは事実じじつと異ことなるものであり、名誉めいよ毀損きそんに当あたる」として提訴ていその準備じゅんびを進すすめているとしているのに対にたいし、新潮社しんちょうしゃは「記事きじに書かいてあることがすべてです。当社とうしゃとしての見解けんかいは今週こんしゅう発売はつばいの次号じごうでお伝おつたえさせていただきます」とコメントしています。