Actualités japonaises: 福島第二原発廃炉の方向で検討東電社長

福島ふくしま第だい二に原発げんぱつ廃はい炉ろの方向ほうこうで検討けんとう東電とうでん社長しゃちょう

Jun 14, 2018 10:06

Furigana

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい以降いこう、運転うんてんを停止ていししている福島ふくしま第だい二に原子力げんしりょく発電はつでん所しょについて、東京とうきょう電力でんりょくの小早川こばやかわ社長しゃちょうは、14日にち、福島ふくしま県けんの内堀うちぼり知事ちじに廃はい炉ろの方向ほうこうで検討けんとうすることを明あきらかにしました。震災しんさいの前まえ、10基きあった福島ふくしま県内けんないの原発げんぱつは、すべて廃はい炉ろとなる見通みとおしになりました。７なな年ねん前まえに事故じこを起おこした福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつからおよそ12キロ南みなみにある福島ふくしま第だい二に原発げんぱつは、震災しんさい以降いこう、４よん基きすべての運転うんてんが停止ていしされたままとなっています。

これについて、東京とうきょう電力でんりょくの小早川こばやかわ智明ともあき社長しゃちょうは14日にち、福島ふくしま県庁けんちょうを訪おとずれ、内堀うちぼり知事ちじに「福島ふくしまの風評ふうひょうや住民じゅうみんの帰還きかんが進すすまない状況じょうきょうを踏ふまえると、このままあいまいな状態じょうたいを続つづけることが復興ふっこうの足あしかせになるのではないかと思おもった。当社とうしゃとしては、第だい二に原発げんぱつのすべての号ごう機きを廃はい炉ろの方向ほうこうで具体ぐたい的てきな検討けんとうに入はいって参まいりたい」と述のべ、廃はい炉ろの方向ほうこうで検討けんとうすることを明あきらかにしました。

福島ふくしま第だい二に原発げんぱつをめぐっては、福島ふくしま県けん議会ぎかいが廃はい炉ろを求もとめる請願せいがんを採択さいたくしていたのをはじめ、立地りっち自治体じちたいの富岡とみおか町まちと楢葉ならは町まちの議会ぎかいが廃はい炉ろを求もとめる意見いけん書しょを採択さいたくし、内堀うちぼり知事ちじも再三さいさん、早期そうきに廃はい炉ろにするよう政府せいふと東京とうきょう電力でんりょくに求もとめていました。

しかし、東京とうきょう電力でんりょくはこれまで、国くにのエネルギー政策せいさくなど、事業じぎょう環境かんきょうを取り巻とりまく状況じょうきょうを総合そうごう的てきに判断はんだんするなどとして、廃はい炉ろについて明言めいげんを避さけてきました。

これにより震災しんさいの前まえ、10基きあった福島ふくしま県内けんないの原発げんぱつは、すべて廃はい炉ろとなる見通みとおしになりました。

東電とうでん社長しゃちょう「具体ぐたい的てきな検討けんとうはこれから」

会談かいだんのあと、東京とうきょう電力でんりょくの小早川こばやかわ智明ともあき社長しゃちょうは「知事ちじや県議会けんぎかいなどから再三さいさん、要請ようせいを受うけるなか、これ以上いじょう、あいまいな状態じょうたいでは復興ふっこうの足あしかせになると考かんがえ、きょう、検討けんとうに入はいることを表明ひょうめいした」と述のべました。

また、廃はい炉ろに向むけた具体ぐたい的てきなスケジュールについて小早川こばやかわ社長しゃちょうは「今回こんかいは大おおきな方向ほうこう性せいを表明ひょうめいしたもので、具体ぐたい的てきな検討けんとうはこれから進すすめていく。福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの廃はい炉ろを含ふくめて作業さぎょうの工程こうていをどう作つくるか地元じもとのサポートも得えながら検討けんとうしていく」と述のべました。