Japanese News: 子どもがコロナ感染軽症なら自宅療養も可能日本小児科学会

子こどもがコロナ感染かんせん軽症けいしょうなら自宅じたく療養りょうようも可能かのう日本にっぽん小児しょうに科か学会がっかい

Apr 24, 2020 11:04 2

Furigana

日本にっぽん小児しょうに科か学会がっかいは、子こどもが新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんした際さいの家族かぞくの対応たいおうについて見解けんかいをまとめ、子こどもが軽症けいしょうの場合ばあいは原則げんそくとして自宅じたくでの療養りょうようを考慮こうりょするとしました。見解けんかいは、小児しょうに科かの専門医せんもんいなどでつくる日本にっぽん小児しょうに科か学会がっかいが23日にち示しめしました。

この中なかでは、子こどもは感染かんせんしても比較的ひかくてき軽症けいしょうであることや、国内こくないでは子こどもを発端ほったんとした大だい規模きぼな集団しゅうだん感染かんせんは報告ほうこくされていないことから、子こどもが感染かんせんしても無む症状しょうじょうや軽症けいしょうの場合ばあいは、原則げんそくとして自宅じたくでの療養りょうようを考慮こうりょするとしました。

その際さいには、毎日まいにち、医師いしが電話でんわなどで状態じょうたいを確認かくにんすることや、高齢こうれい者しゃなど重症じゅうしょう化かのリスクが高たかい人ひとが同居どうきょしている場合ばあいには、医師いしとよく相談そうだんすることが必要ひつようだとしています。

また、入院にゅういんが必要ひつような場合ばあいについては、子こどもの精神せいしん的てきな安定あんていにつながることや、容体ようだいの急変きゅうへんに気きがつきやすいことから、保護ほご者しゃが同おなじ部屋へやにつきそうことを考慮こうりょするとしました。

さらに、感染かんせんした子こどもへの医療いりょう体制たいせいの整備せいびが遅おくれているとして、重症じゅうしょうの子こどもを受け入うけいれる医療いりょう機関きかんや中等ちゅうとう症しょうの子こどもが入院にゅういんできる医療いりょう機関きかんなどを地域ちいきごとにあらかじめ確保かくほするとしています。

見解けんかいの作成さくせいに関かかわった、長崎ながさき大学だいがくの森内もりうち浩幸ひろゆき教授きょうじゅは、「子こどもにとって、隔離かくりされて入院にゅういんすることは精神せいしん的てきな負担ふたんが非常ひじょうに大おおきい。状況じょうきょうによって対応たいおうは異ことなるが、子こどもが最もっとも望のぞましい環境かんきょうで過すごすことが何なにより大切たいせつで、見解けんかいを参考さんこうにしてほしい」と話はなしています。