検察官の
定年延長を
可能にする
検察庁法の
改正案について、ツイッター
上では、
9日夜から10
日にかけて、
俳優や
演出家などの
著名人による
抗議の
投稿が
相次ぎ、
同じハッシュタグをつけた
投稿が10
日午後の
時点で380
万件を
超えるなど、
広がりを
見せています。
検察官の
定年を
段階的に65
歳に
引き上げ、
内閣が
認めれば
定年延長を
最長で
3年まで
可能にする、
検察庁法の
改正案は、
今月8日から
衆議院内閣委員会で
審議されています。
これについて、ツイッター上では、9日夜から10日にかけて、俳優や演出家、漫画家などの著名人による抗議の投稿が相次ぎ、「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグをつけた投稿は10日午後3時半の時点で380万件を超えるなど、広がりを見せています。
このうち演出家の宮本亞門さんは「このコロナ禍の混乱の中、集中すべきは人の命。どうみても民主主義とはかけ離れた法案を強引に決めることは、日本にとって悲劇です」と投稿しているほか、俳優の井浦新さんは「もうこれ以上、保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで下さい。この国を壊さないで下さい」と訴えています。
検察官の定年延長をめぐっては、政府がことし1月、これまでの法解釈を変更して東京高等検察庁の黒川検事長の定年を延長し、野党側や日弁連=日本弁護士連合会などから批判が相次いでいて、今後の法案の審議の行方が注目されています。