Actualités japonaises: 「ジャンボタニシ」大量発生のおそれ千葉県が注意報

「ジャンボタニシ」大量たいりょう発生はっせいのおそれ千葉ちば県けんが注意報ちゅういほう

May 30, 2019 12:05

Furigana

千葉ちば県けんは稲いねの苗なえを食い荒くいあらす外来がいらい種しゅの巻き貝まきがい、「ジャンボタニシ」が大量たいりょう発生はっせいするおそれがあるとして注意報ちゅういほうを発表はっぴょうし、農家のうかに対策たいさくを呼よびかけています。ジャンボタニシは南米なんべい原産げんさんの巻き貝まきがいで、最大さいだいで８はちセンチほどの大おおきさまで成長せいちょうし、植うえたばかりの若わかい稲いねの苗なえを食い荒くいあらすため、農林水産省のうりんすいさんしょうが有害ゆうがい動物どうぶつに指定していしています。

千葉ちば県けんは、田植たうえの時期じきに合あわせてジャンボタニシの発生はっせい状況じょうきょうを調査ちょうさしていますが、ことしは、平年へいねんの５ご倍ばい以上いじょうの個体こたい数すうが確認かくにんされるなど、過去かこ10年ねんで最悪さいあくの結果けっかとなりました。

このため千葉ちば県けんは「ジャンボタニシ注意ちゅうい報ほう」を発表はっぴょうし、県内けんないの農家のうかに対にたいして、対策たいさくをとるよう呼よびかけています。

ジャンボタニシは３さん日にちから４よん日にちに１いち度どのペースでピンク色ぴんくいろの卵たまごを産卵さんらんするなど繁殖はんしょく力りょくが強つよく、県けんは対策たいさくとして水田すいでんやその周辺しゅうへんで個体こたいや卵たまごを見みつけたらすぐに取り除とりのぞくことや、駆除くじょ剤ざいを散布さんぷすることなどが有効ゆうこうだとしています。

千葉ちば県けん農林のうりん総合そうごう研究けんきゅうセンターの栗原くりはら大だい二に病害虫びょうがいちゅう防除ぼうじょ課長かちょうは「この冬ふゆの平均へいきん気温きおんが比較的ひかくてき高たかかったため、通常つうじょうは寒さむさに弱よわく冬ふゆを越こすことができずに死しんでしまうジャンボタニシが、生き残いきのこったと考かんがえられる」と話はなしています。